あなたの街の遺品整理コラム
実家が汚部屋化する要因|親を説得してきれいにする方法を解説
2023.2.8
この記事の監修者:あなたの街の遺品整理編集部
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実家に住んでいる場合、自分ひとりですべての物事を決定できません。
特に、親と一緒に住んでいる場合、親の意向を無視できないケースが多分にあります。
また、普段離れて暮らしていると、なおさら親が主導で実家の物事を決定する形となる場合が多いです。
実家に帰宅した際に、以前とは変わり果てた姿となっているケースがあります。
特に、家が汚れてしまっていて不衛生な状況となっている場合があり、帰省するのも嫌になる場合もあります。
では、実家が汚部屋化する要因にはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、実家が汚部屋化する要因や、親を説得してきれいにする方法を解説します。
目次
実家が汚くなってしまう要因
実家が汚くなってしまう要因には、いくつかのパターンがあります。
これは、単に片付けるのが面倒というだけではなく、一種の病気によって汚くなってしまうケースがあるのです。
実家が汚くなってしまう主な要因は、以下のとおりです。
- 「もったいない精神」で溜めこんでしまう
- 捨てるものと残しておくものの判断ができなくなる
- 片付けや掃除をする体力・気力がなくなる
各要因について、詳しく解説します。
「もったいない精神」で溜めこんでしまう
日常生活をする上で、普通に使用する言葉として「もったいない」があります。
例えば、食事をしていて食べ物を残す場合や、使えるものを捨てなければいけないシーンにおいて、もったいないと思うのが一般的です。
日本人にとって、古くから当たり前のように使用していた「もったいない」ですが、実は世界的にみるととても素晴らしい言葉なのです。
「もったいない」とは、仏教用語に由来する言葉となり、もののもつ本来の価値を無くしてしまうことは惜しいという意味があります。
以上から、ものの形が残っている限りは最後まで使い続けることを大切にしようという精神が生まれたのです。
世界においても、「MOTTAINAI」と日本語のまま意味が通じるほど、世界的にも定着しつつあります。
その「もったいない」の精神は、時にはマイナスに作用してしまうケースがあります。
もったいないと感じてしまうと、どのようなものでもまだ使う可能性があるとして、なかなかものを捨てられなくなってしまうのです。
捨てないでものを持ち続けてしまうと、部屋にものが溜まっていきますが、捨てられないとさらにものが溜まり汚部屋化してしまいます。
捨てるものと残しておくものの判断ができなくなる
もったいないという観点でものを残す場合、善悪は別として残すものと残さないものは判断する形となります。
ただし、汚部屋化する場合はもったいないと思わない場合でも、捨てるものと残しておくものの判断ができない場合に発生することがあります。
明確な基準を持って普段から不要なものを処分すれば、ものが溜まることはありません。
ただし、判断基準を設定できない場合は廃棄すべきものをそのまま残してしまい、ものが次第に溜まっていくのです。
また、捨てるものの処分を後回しにして、次第にものが溜まっていき収集が付かなくなるというケースも多く見られます。
片付けや掃除をする体力・気力がなくなる
ものの片付けをする知識やスキルがある人でも、片付けや掃除をする体力や気力がなくなって、ものが溜まってしまうケースがあります。
特に、高齢者などの場合に多く見られ、体力的に低下してしまい片付けたくても片付けできないのです。
また、片付けや掃除をやる気が起きずに、徐々に汚部屋化が進行するケースもあります。
実家が汚いことの問題点
実家が汚い場合、見た目が悪いだけでなく様々な問題を引き起こします。
主な問題点としては、以下のような点が挙げられます。
- 心身の健康を損なう恐れがある
- 怪我をするリスクが高まる
- 必要なものが見つけられなくなる
各問題点について、詳しく解説します。
心身の健康を損なう恐れがある
特に汚れた状態の部屋にいると、心身の健康を損なう恐れがあります。
汚部屋で発症する可能性がある病気として、以下があります。
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- ぜんそく・気管支炎
いずれも、部屋の中に溜まった埃などが原因で発生する病気です。
アレルギー性鼻炎の場合、埃を餌にしてダニが増殖して、ダニの死骸や糞などが鼻の粘膜に入って発症します。
また、ぜんそくや気管支炎はエアコンのフィルターに付着してカビが発生する温床となり、エアコンを稼働させるとカビの胞子が飛散して、それを吸い込んで発症するケースがあるのです。
他にも、汚れた状態で放置するとゴキブリやハエなどが繁殖して不衛生な状態となってしまいます。
さらに、汚部屋が心に及ぼす影響として、以下があります。
- うつ状態になる可能性がある
- 自己肯定感が下がる可能性がある
- ストレスを感じやすくなる
精神的な疾患が発症すると、さらに片付けが適切に実施できなくなる可能性があるので注意してください。
怪我をするリスクが高まる
部屋が汚い場合、怪我をするリスクが高まります。
例えば、足の踏み場もない状態となっている場合、ゴミに足を取られて転倒する可能性があります。
また、踏みつけたものがとがっていたりした場合、刺さって怪我をすぐ場合も多いです。
ある程度片付けていた場合でも、十分に動線を確保できないために不用品に足を取られるなどの事例があり、結果として怪我する可能性が高まります。
ものが散乱している状態だけでなく、汚れがある場合も危険です。
油などが床に付着していると、足を滑らせて転倒するリスクもあります。
以上のように、汚部屋の場合は身に危険を及ぼす可能性が高まります。
必要なものが見つけられなくなる
ものが部屋内に散乱している状態の場合、必要なものをすぐに見つけられなくなります。
置き場を決めていればまだしも、片付けができない人の場合は置き場を決めずにものを散乱させるケースが多いです。
そこで、探したいものがあったとしても、どこにあるのかが見当がつかない場合が往々にしてあります。
重要書類や貴重品などを探しても見つからない場合、大きな損失につながる可能性もあるので注意が必要です。
汚部屋の根本解決には親の説得が必要
汚部屋を一時的にきれいにしたとしても、再び汚部屋化してしまうと意味がありません。
そこで、汚部屋にならないための根本解決には、親を説得しなければなりません。
ただし、親を説得するのはかなり大変な場合があります。
特に、年齢を重ねるたびに人の言うことを聞かなくなる場合があるので、説得するのに余計に労力をかける必要があります。
それでも、根本対策を図るためには親の説得は避けて通れません。
親を説得する際のコツ
親を説得する方法としては、他人からアプローチしてもらう方法があります。
例えば、親族や友人などから片付けるように説得してもらう方法がおすすめです。
特に、友人などから説得されると応じてもらいやすい傾向にあります。
それでも親を説得できない場合は、片付け専門業者に依頼しましょう。
専門業者では、様々な片付けを担当した経験のあるスペシャリストであり、どのように説得するのかを心得ている場合が多いです。
汚部屋がどのように問題となるのか、また汚部屋を解消することによるメリットなどをしっかりと理解してもらえば、汚部屋化を予防できる可能性が高まります。
他にも、汚部屋を片付けたり掃除するための条件を付けて説得する方法もおすすめです。
例えば、汚部屋を片付けたら欲しいものを購入してあげるなどにより、説得するきっかけとなるでしょう。
実家をきれいにする手順
実家をきれいにする手順としては、まずは親の説得をおこなう必要があります。
勝手に片付けると、肉親であってもトラブルに発展する可能性があるため要注意です。
親を説得したら、実際にものの片付けからスタートします。
ますは作業できるスペースを確保して、必要なものと不要なものに分類していきます。
必ず、親と一緒になって確認しながら作業をおこなってください。
その後、不要になったものは廃棄または買い取ってもらいます。
廃棄の場合、各自治体のごみ収集に出す方法や、業者に廃棄を依頼する方法があります。
買取ってもらう場合、リサイクルショップなどに依頼して出張買取してもらう方法がおすすめです。
不要物を処分したら、残すものを整理していきます。
そして、一通りの片付けが完了したら清掃作業に入ります。
清掃時は、必ずマスクや手袋を着用して安全面に注意して作業しましょう。
自力での片付け・清掃が難しい場合は業者に依頼しよう
多くのものがあふれているだけでなく、大型の家具などがある状態では、一人で作業するのは困難です。
また、2階から荷物を降ろす際には危険を伴うため、素人が作業するのは危険な場合が多いです。
そこで、業者に作業を依頼することも検討してください。
業者に依頼すれば、重い荷物の処分などに対応してもらえ、また不用品の廃棄や買取にも応じてもらえる場合があります。
清掃についても、なかなか落ちない汚れもしっかりと落としてもらえる点が魅力的です。
また、害虫の駆除や殺菌など、個人では対応できない作業にも応じてもらえます。
まとめ
実家が汚部屋化している場合、何としても片付けたいと思うものです。
ただし、実際には親を説得する必要があり、またものが多い状況やしつこい汚れがある場合は、自分自身で対応するのは難しいものです。
あなたの街の遺品整理では、汚部屋の片付けや清掃もサポートさせていただきますので、お困りの方は是非ご相談ください。
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