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神棚を粗末にするとどうなる?正しい祀り方や処分方法・費用相場

住居において、神棚を設置する機会が多いのではないでしょうか。

神棚は木製のものが大半となり、場合によっては劣化によって使用できなくなるケースもあります。

神様を祀る棚となる神棚は、安易に処分してしまうと罰が当たるイメージがあります。

では、神棚を粗末にするといったいどのようなことが発生する可能性があるのでしょうか。

この記事では、神棚を処分することになった場合の正しい祀り方や、処分方法、費用相場などを徹底解説します。

神棚を粗末にするとどうなる?

神棚に対しておこなってしまいがちな粗末として、神棚を放置してしまうことです。

本来、朝と夜の一日2回のお参りをすべきですが、怠ったりお供え物を上げないなどは避けるべきです。

また、神様は穢れのない清浄な場所を好むものですが、全く掃除をしないで埃が蓄積されていることは失礼に値します。

ほかにも、余計なものを神棚に置いたり神棚に足を向ける行為は粗末にしていると言わざるを得ません。

もし、粗末に扱った場合は以下のような影響があると考えられています。

精神的な影響: 神棚を粗末にすることは、尊敬や敬意の欠如を示す行為と見なされる可能性があり、個人の精神状態に影響を与えて罪悪感や後悔、不安などの感情を引き起こす可能性がある。

運気や幸運の減少: 神道では、人々の行動が運命に影響を与えるという考え方があり、粗末にすることで自分自身や家族の運気や幸運を損なうと考えられる。

社会的な影響: 神棚を粗末にする行為を他人に見られると、信頼や尊敬を損なう可能性がある。

神棚を家に祀る意味

神棚を家に置く理由は、様々な説が存在します。

そのなかで、一般的には家内安全、商売繁盛、無病息災などを祈願することを意味する場合が多いです。

また、神社でいただいたお神札を祀る場所がないという理由で、祀る設置するケースも多く見られます。

神棚は自宅や家庭に小さな神社を設置するような形となるため、毎日の平穏を祈願することで心の拠り所にもなるでしょう。

神棚の正しい祀り方

神棚は、何気なく設置してある印象があるかもしれません。

実際には、神棚を正しく祀る必要があります。

ここでは、神棚の正しい祀り方について解説します。

神棚を設置する場所

神棚とは、そもそも神道の神様を祭るための棚を意味しており、家庭や会社などに設置してお祀りします。

設置する場所としては、できるだけ明るい場所で清浄な場所に設置してください。

また、最上階の天井の近くで南向きか東向きに設置するとよいとされています。

実際には、仏壇と同じ部屋で同じ向きに設置する形が多く、また人が出入りする場所やドアの上などは避けてください。

また、会社に設置する場合は部屋の奥や社長の席の近くなど、中心となるべき場所に設置するケースが多いです。

日本では、過去から神棚は台所や井戸、玄関、大黒柱といった、生活の要ともいえる場所に設置していました。

なお、神棚において設置してはならない場所として、以下のようなポイントがあります。

神棚の設置に向かない場所 理由
神棚が汚れやすい水回りやキッチンなど

神様は穢れを最も嫌っているため洗面所やトイレの近くなどの水回りは避けるべき。
また、キッチンも油汚れや熱気で榊が枯れやすいなどの理由でなるべく避けたい。
ただし、火の神様である荒神様をお祀りする場合はキッチンが最適となる。
また、キッチンのなかでも冷蔵庫の上であれば神棚を設置しても問題ないとされている。

人気がなくお参りしにくい寝室など 人気がなく家族が集まりにくい場所は、気軽にお参りができないためタブーとされている。
特に、個人の部屋や寝室については閉鎖的なプライベート空間になるため避ける。
人通りが多い玄関やドア付近など

人がよく集まる場所に神棚を設置するのはよいが、玄関や階段、ドア付近などの出入りが
激しい場所はお参りしにくいデメリットがある。また、神様にとっても落ち着かない環境
となってしまうため、玄関やドア付近などはなるべく避ける。

神棚の上を人が通る場所

神棚は、基本的に最上階の天井近くに設置するのが理想となるが、その理由としては上に廊下が
ある場合などで、日常的に人が上を通る場所は神様を間接的に踏んでしまう形となるためである。
近年は2階建て住宅や集合住宅が増加しており、住宅事情の関係から最上階への設置が困難な場合
がある。その場合は、「雲」「空」「天」などと書いた紙や木彫りの文字を神棚の真上に貼付して
対応する。

お仏壇と向かい合わせになる場所・お仏壇の上部 お仏壇と神棚を同じ部屋に設置する場合は、お参りするときにどちらかにお尻を向けてしまうため、
向かい合わせになる場所は避けるべき。また、上下の配置も神様と仏様に優劣を付けてしまうため、
神棚を取り付けた棚板の下側にお仏壇を置く配置も避けたい。  
神棚を見下ろしてしまう高さの場所 人の目線より低い位置に神棚を設置すると、お参りの際に神様を見下ろす形になり失礼に値する。
目線よりも上の位置にお祀りできる場所に設置する。

なお、神棚の設置方角に対して、特に制約はありません。

神棚は北向きや西向きに置いてはならないと言われる場合もありますが、実際には太陽が昇る東向き、または日差しが最も降り注ぐ南向きが最適とされているだけであり、この方向に設置してはならないというわけではないのです。

お神札・お供え物を交換する目安

お神札を交換する時期は、基本的に1年に1回、家庭が新年を迎えるタイミングでおこなうのが一般的です。

神様のお祀りとして、食前に神饌として、米、塩、水の3点をお供えしてください。

また、榊の水を替えて神灯を灯してお参りし、1日と15日には榊を入れ替える対応を図ってください。

毎月1日や15日には、お神札の神社の例祭日、家族内のお祝い事などがある場合は、酒と尾頭付きの魚、野菜や果物などもお供えする場合もあります。

また、神棚から下げてきた食べ物は、一家で仲良く食べることが伝統的な習わしです。

神棚を処分・入れ替えるタイミング

実際に、神棚を処分したり入れ替えたりするタイミングとして、以下のような場合があります。

  • 引越し・リフォームをするとき
  • 汚れたり傷んだりしたとき
  • 気分を改めたいとき

上記以外にも、さまざまなケースで神棚を処分しなければならなくなる場合があるでしょう。

ここでは、代表的なタイミングだけを詳しく紹介します。

引越し・リフォームをするとき

神棚を処分したり入れ替えたりするタイミングとして、引っ越しする場合があります。

引っ越しによって神棚自体をそのまま残したり、一度取り外して新しい住居に移動させたりするケースが多いです。

例えば、引っ越し先が引っ越し前の住居よりも狭い場合、物理的に神棚が設置できなくなるため、その時点で外して処分しなければなりません。

そのうえで、新しい神棚を購入して新しい住居に設置する形となります。

引っ越しだけでなく、リフォームする際にも一旦神棚を外してリフォーム後に付け直すか、新調する必要があります。

リフォームによって、気分を一新する意味であえて新しい神棚を設置する場合もあるでしょう。

汚れたり傷んだりしたとき

神棚の多くは、木製であり劣化などには基本的に強く長持ちする場合が多いです。

ただし、定期的に掃除などをしないと汚れが付着してしまいがちです。

特に、お神酒などをこぼしたままにしておくと、神棚に汚れが染み込んでしまい落とせなくなる可能性があります。

また、神棚は天井近くの高い位置に設置する形となりますが、埃が溜まりやすいため定期的に掃除しないとすぐに埃まみれとなってしまいます。

神棚は、ヒノキやケヤキの素地で作られるケースが多いですが、掃除しようとして水拭きしてしまうと、変形やカビが発生する可能性が高いです。

ほかにも、物理的にものをぶつけて変形させてしまうケースも多く見られます。

気分を改めたいとき

神棚は住居の一部であり、目につく場所にあります。

インテリアにこだわる方の場合、気分転換の意味で新しい神棚に交換したいという場合もあります。

最近では、モダンなデザインを取り入れた神棚も多く存在しており、インテリアにこだわりたい方にとっては新しい神棚に交換したいというニーズも高いです。

ほかにも、不幸なことなどがあるため気分を一新したいという意味で、神棚を新しいものに替えるというケースも見られます。

神棚を処分する方法

さまざまな理由で神棚を処分しなければならなくなった場合、以下のような方法で処分することになります。

  • 神社に持ち込む
  • 神棚販売店に引き取ってもらう
  • 遺品整理業者に依頼する
  • 自分で廃棄処分する

各処分方法について、詳しく解説します。

神社に持ち込む

神棚を処分する方法として最も適していると言えるのが、神社に持ち込んで処分してもらう方法です。

神社に持ち込むことで、以下のような方法で処分することができます。

  • 祈祷してもらう
  • お札を返納する
  • お焚き上げしてもらう

神棚には込められている場合がありますが、魂が入った神棚をそのまま処分するのは罰当たりとなります。

そこで、神社に神棚を持ち込んでご祈祷してもらう形で処分してください。

祈祷してもらう場合、神棚を神社へ持参して社務所に行くと、祈祷受付所があります。

祈祷受付所で、神棚処分のための祈祷を申し込んでください。

その後、祈祷殿や祈祷所と呼ばれる別棟へ案内されて、祈祷に立ち会うことも可能です。

なお、祈祷後はそのままお焚きあげに対応してもらえるケースが多いです。

ただし、必ずしも祈祷が必要となるわけではなく、神社の考え方によっては祈祷は不要とされるケースもあります。

その場合、御神札を神社へ返納する方法で対応するケースが多いです。

神棚の中には御神札が入っており、それを取り出して神社に設置されているお札返納所に返納してください。

御神札を返納した後は、神棚本体などでお焚き上げしてもらう形で処分してください。

そして、最後に何もせずお焚き上げして処分してもらう方法もあります。

お焚き上げについて改めて解説すると、故人が生前に大切にしていた遺品や粗末に扱うことができないものなどを、神社やお寺で供養した後に焼いて天に還す宗教儀式です。

お焚き上げは、一般的には小正月や節分のタイミングで実施される場合が多いです。

ただし、神具のなかで陶器や金属類、神棚本体の扉ガラスといった、不燃物が含まれている場合はお焚き上げを拒否されるケースがあります。

この場合、あらかじめ不燃物を取り除いておく必要があります。

神棚販売店に引き取ってもらう

もし、新しい神棚を神棚販売店で購入した場合、古い神棚を引き取ってもらえる場合があります。

また、神棚の撤去や処分だけでも対応してもらえるケースも多いです。

当然、処分費用はかかってしまいますが、適切な方法で処分してもらえるので安心して処分を依頼できます。

遺品整理業者に依頼する

神棚販売店以外でも、遺品整理業者に依頼する方法もあります。

遺品整理業者とは、遺品を仕分けたり処分したりするスペシャリストのことです。

遺品整理業者の場合、神棚だけでなくほかの遺品もお焚き上げなどの形で処分してもらえるので、もし遺品が多く存在する場合は神棚と同時に処分してもらいましょう。

自分で廃棄処分する

神棚を自宅に設置する場合、正式な神主や神職に依頼して魂入れをおこなうケースがあります。

魂入れしている場合、処分する場合もお焚き上げや魂抜きしたうえで、神棚に宿っている神様を供養してもらわなければなりません。

一方で、魂を入れる儀式をしていない場合の神棚は、神様は宿っていないため一般ごみとして処分できます。

神棚は大半が木材でできているため、可燃ごみとして処分できます。

よって、指定のごみ袋にいれて処分することになりますが、処分する際に近所の方の目が気になる場合、紙などにくるんで隠す形で処分してください。

もし、30cmを超える場合は粗大ごみとして処分しなければならず、自治体のルールに従って粗大ごみの回収を依頼してください。

神棚処分時の料金相場

神棚を処分する方法はいくつか存在しますが、それぞれの方法で処分にかかる費用が異なります。

各方法別の処分費用の相場は、以下となります。

処分方法 費用相場
神社に処分を依頼 5,000円~10,000円
専門業者に処分を依頼 20,000円~30,000円
不用品回収業者に処分を依頼 1,000円~
粗大ごみとして処分 500円~1,000円

最も安く処分したい場合、粗大ごみとして処分する方法がおすすめです。

ただし、神棚に魂が入っているなどの場合は神社に処分を依頼する形となり、最低でも5,000円程度はかかってしまいます。

まとめ

神棚を処分する際には、粗末に取り扱ってはなりません。

特に、魂が入っているものを処分する際には、必ず神社で祈祷を受けて魂を抜いたうえで適切に処分してください。

あなたの街の遺品整理では、神棚の処分も依頼できる業者を容易に選定できますので、ぜひご利用ください。

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