遺品整理で絶対に捨ててはいけないものとは？重要書類から思い出の品まで徹底解説！

遺品整理を行う際、多くの人が直面する悩みの一つが「捨ててはいけないもの」を見極めることではないでしょうか。

大切な家族が残した遺品の中には、誤って捨ててしまうと後悔するものが多くあります。

思い出が詰まった品々や重要な書類、価値のある美術品や骨董品など、遺品が多ければ多いほど捨ててはいけないものが含まれている可能性が高いです。

初めて遺品整理を行う人にとって、何を残すべきか、何を捨ててもよいのかを判断するのは非常に難しいもの。

本記事では、遺品整理で絶対に捨ててはいけないものについて詳しく解説し、具体的な例や注意点を紹介します。

また、専門業者に依頼する際のポイントや、捨ててはいけないものを効果的に管理するコツについてもご紹介。

適切な遺品整理を通じて、心の整理をつけ、家族間のトラブルを避けるためにぜひ役立ててください。

捨ててはいけない遺品とは？

重要書類（遺言書、通帳、身分証明書）

遺言書、通帳、身分証明書などの重要書類は、相続やさまざまな手続きに必須で、特に捨ててはいけないものに該当します。

遺言書は法的拘束力があり、遺産相続に関する故人の重要な意思表示です。遺言書を捨ててしまうと、親族間の争いが発生しやすいため、トラブル防止のために必ず残すようにしましょう。

通帳は、故人の預金の引き出しに必要になります。取引の証拠が残っている通帳は、お金の出入りを確認する意味でも保管しておくことが重要です。

故人のパスポートは亡くなると効力を失いますが、返納が必要になります。運転免許証やマイナンバーカードは返納義務はありませんが、必要な手続きが終わるまでは、捨てないようにしましょう。

故人の思い出の品

故人の思い出の品は、家族や親族にとっても大切な思い出です。遺族の代表者のみが遺品整理をする時には、遺品を独断で捨ててしまうのではなく、捨てる前に家族や親族に確認をとるようにしましょう。

捨ててしまって後から後悔しないように、写真はデジタル化して残す、残しておきたい遺品は優先度をつけて選ぶとよいです。

価値のある美術品や骨董品

美術品や骨董品など価値がある遺品は、相続税がかかってしまうケースがあります。売却できそうな遺品がある時には、安易に捨ててしまわず、まずは査定に出すようにしましょう。

価値があるかどうか判断できない場合にも、専門の買取業者に相談するのがおすすめです。

捨ててはいけない遺品の具体例

金融関連の書類や通帳

故人の口座は、死亡を報告すると一時的に凍結され、お金を引き出すことができなくなります。故人の持っている全ての銀行を把握するためには、通帳やキャッシュカード、証券、生命保険の契約書などの情報が必要です。

相続をスムーズに行うために、金融機関からの書類や通帳、明細書などは捨てないようにし、必要に応じて金融機関に問い合わせを行ってください。

不動産関連の書類

不動産売買契約書や登記簿謄本、固定資産税評価証明書は、相続財産を把握するために必要です。不動産関連の書類はプラスの財産だけでなく、住宅ローンなどの借入金が発覚することもあるため、重要な書類は捨てないようにしましょう。

家族や友人との手紙や写真

故人の手紙や写真はどう整理してよいか迷う人が多いです。家族や友人など故人と深いつながりがある写真や手紙は、簡単に処分してしまわないようにしましょう。

処分してしまった後で後悔するケースが多くあり、家族や遺族でとっておく範囲や期間をしっかりと話し合うことが大切です。

故人の知人への連絡やトラブル防止のため、故人が残した名前や住所はとっておくとよいでしょう。長く保管しておきたい大切な手紙や写真は、データ化したり、コピーをとっておくのがおすすめです。

遺品整理中に捨ててはいけないものを見極めるポイント

重要書類の見分け方

捨ててはいけない重要書類かどうかを判断するにはポイントがあります。まず、行政や日本年金機構、公共料金などの書類は手続きで必要になることが多いです。すぐに捨ててしまわず、手続きの終了後に処分するようにしましょう。

故人が利用していたサービスの契約書など、解約や支払いがあるものに関する書類はとっておきましょう。

思い出の品を整理する基準

たくさんの手紙や写真などがある故人の場合、整理に困ってしまうことが多いのではないでしょうか。遺品分けなどをする場合にも、家族や遺族で故人の思い出の品についてどうするか話し合い、整理する基準を決めることが重要です。

捨てるか迷ったものは一定期間保管しておき、その間に残しておくか見極めるとよいでしょう。

骨董品や美術品の評価基準

遺品の中に骨董品や美術品があったら、信頼できる買取業者や古美術商のプロに鑑定を依頼しましょう。本当に価値がある品なのかを判断するには専門家の鑑定が必要です。

高値がつく骨董品だったのにゴミとして処分してしまったということが多くあります。査定は無料で行う買取業者がほとんどなので、まずは査定を依頼してみましょう。

遺品整理を専門業者に依頼するメリットと捨ててはいけないものを業者に伝える方法

専門業者に依頼するメリット

遺品整理を専門業者に依頼するメリットは主に3つあります。1点目は、心身にかかる負担と時間を軽減できることです。遺品の量が多ければ多いほど、整理には時間がかかります。

精神的に心の整理がつかないことも多い中、早く遺品の整理をしなければならないのは大変です。専門業者に依頼すれば、故人の遺品を大切に扱ってくれる上、大きな家具の移動やゴミの排出などスピーディーに作業をしてくれ、体力、精神的な負担を減らせます。

2点目に、遺品の供養を行ってくれることです。専門業者に頼めば、供養をしておきたい故人愛用の品を適切な方法で供養してくれます。遺品供養のやり方がわからない人や手間をかけたくない人にもおすすめです。

3点目に、遺品の買取を行ってくれることです。古物商許可の許可を受けた業者は骨董品や美術品の買取もしてくれます。価値がわかる業者であれば、別途鑑定業者を呼ぶ必要がなく、間違って高価な品を捨ててしまう恐れがありません。

専門業者への依頼方法

遺品整理を専門業者へ依頼する方法は、まず業者に電話やメールで遺品整理を希望する旨を伝えます。費用は部屋の大きさや遺品の量、作業人数によって変わるため、事前に見積もりが必要です。

メールやフォームで伝えるだけでも大まかな見積もりはもらえますが、より詳細な見積もりが必要な人は実際に部屋や遺品を見てもらう出張見積もりを依頼するようにしましょう。出された見積もりや契約内容に納得できたら契約です。

捨ててはいけないものを専門業者に伝える方法

大切なものを処分されてしまわないように、事前に業者に捨ててはいけないものを伝えておくことは大切なポイントです。信頼できる業者の場合、貴重品や重要な書類、価値がある買取品などは必ず残し、依頼者にその都度確認を取りながら仕分けの作業を行います。

残しておきたい思い出の品や探し物は、あらかじめ伝えておくと業者もスムーズな作業ができるでしょう。

よくある質問（FAQ）

まとめ

遺品整理は、相続や手続きに必要な書類や故人との思い出の品を見つけるために重要な作業です。捨ててはいけないものを捨ててしまわないように、事前に残しておきたい遺品を見極めた上で遺品整理を行いましょう。

故人が亡くなった後は、相続やさまざまな手続きで忙しく、心の整理がつかないまま遺品整理をすると、さらにストレスがかかってしまうでしょう。遺品整理の時期を遅らせたり、一人きりで作業をしないことで、遺品整理そのものが心の整理につながります。

捨ててはいけないもの、残しておくものの分別ができていれば、遺品整理もスムーズにでき、心身に負担がかかりません。

信頼できる遺品整理専門業者に遺品整理を依頼すると、進まない遺品整理があっという間に片付きます。遺品整理のプロであれば、希望に合わせた遺品の仕分けから処分、供養、買取までをワンストップで提供してくれ、手間もかかりません。

遺品整理は、専門業者を利用して安心して進めましょう。