あなたの街の遺品整理コラム
遺品整理の費用相場と節約方法 – 初心者向け完全ガイド
2024.6.12
この記事の監修者:あなたの街の遺品整理編集部
あなたの街の遺品整理編集部では、遺品整理士をはじめとする様々な専門スタッフが、遺品整理や生前整理に関する包括的なアドバイスを提供します。私たちは、故人の想い出を大切にしながら、遺族の皆様が直面する困難を軽減するために、心を込めてサポートいたします。遺品の整理だけでなく、生前に整理を行うことで、将来的な負担を減らすお手伝いもしています。あなたの大切な人の遺品に関するすべてのニーズに応えるため、私たちはここにいます。
親族が亡くなった後、遺品整理は多くの人にとって大きな負担となります。特に、費用や手続きに不安を感じる方も少なくありません。本記事では、遺品整理の費用相場や節約方法、信頼できる業者の選び方を詳しくご紹介します。初めての遺品整理でも安心して進められるよう、具体的なアドバイスを提供します。
目次
遺品整理の費用相場を知ろう
間取り・建物タイプ別遺品整理の費用相場
令和2年の総務省の調査結果によると、遺品整理の平均的な相場は約30万円。ただ遺品整理の費用は片付ける住宅の間取りや建物のタイプによって費用が変わります。広い部屋は必然的に作業量も多くなるので費用が掛かりますし、小さな住宅だとそこまで時間や人員は必要にならないので費用がかさむことはありません。一軒家は部屋数も多く、物を保管するスペースも多くあります。遺品の数が沢山あるので、その分料金は高くなります。マンションやアパートなど限られたスペースの住まいは部屋の数も少なめのことがほとんどで、作業も少ないので費用は安めになります。
建物のタイプによる主な遺品整理の費用相場は以下の通りです。
建物のタイプ |
間取り |
金額 |
一軒家 |
1LDK |
70,000円〜200,000円 |
2LDK |
120,000円〜300,0000円 |
|
3LDK |
170,000円〜550,000円 |
|
マンション |
1DK、1D |
40,000円〜200,000円 |
1LDK、2LDK |
100,000円〜300,000円 |
|
3LDK |
150,000円〜400,000円 |
|
アパート |
50,000円〜200,000円 |
遺品の量や状況による費用の違い
遺品整理では部屋の広さや間取りだけでなく、遺品の量や部屋の状況によって費用が異なります。遺品の数が多ければその分分別や処分に時間が掛かるので、費用も多くなります。また作業に必要となるスタッフの数も増えるので人件費も掛かります。逆に部屋が広くても物が少ない、作業にそれほど時間が必要ないときには費用は安くなります。部屋は狭いけれど物が多い、作業するスタッフの人数が必要な場合は費用は高めとなるのです。
部屋の状況によっても費用は異なり、部屋で故人が亡くなっていた、孤独死などによって部屋が汚れていた場合は特殊清掃も必要になるので費用がかさみます。特殊清掃では部屋の中の特殊な汚れを時間を掛けてきれいにするので、費用は高くなる傾向にあります。
遺品整理費用はどのように決まる?
費用の基本項目とその内容
遺品整理の基本事項の費用はこれらの要素によって決まります。
・人件費
・不用品の処分費用
・車両代
・備品代
人件費は行う作業に対して、どのくらいの人員が必要なのかによって料金が変動します。遺品の量が多ければスタッフの数も必要になるので、高く設定されることがほとんどです。
遺品整理で出た不用品は専用の施設まで運んで処分したり、リサイクルすることが出来るものは別の専用業者に依頼したりする場合があります。これにも費用が発生していて、費用全体の1割は処分を行うための料金です。依頼した住宅から施設までの距離が長いと移動時間も増えるので、料金が加算されることもあります。
その他にも不用品を専用施設やリサイクルショップに運ぶための車両代、作業のときに必要なゴミ袋やマスク、ハサミなどの備品にも料金は発生します。車両代は何台分のトラックが必要なのかで、金額が変わります。物が多ければ多いほど運搬に必要なトラックが増えるので、追加料金が発生します。
物品の種類と数量による費用の変動
同じ広さ、同じ間取りでの遺品整理でも、物品の種類と数量によって料金が異なります。処分するのに手間や料金が発生する物は料金が上乗せされることがほとんどです。具体的には
・家電などリサイクルが必要な物
・パソコンやタブレット、スマホ
・土や石、ブロック
・消化器
・ペンキ
・農薬
ただし業者側がリサイクルショップなどと連携している場合はショップが引き取ることが出来るので、費用が加算されることは少ないです。
さらに数も多ければプラスの費用が掛かります。また家電や粗大ゴミがそこまで多くなくても、整理しなければならない物が多い場合は作業に時間が掛かるので、費用も多くなっていきます。
遺品整理では買い取りサービスを行っていることも多く、不用品の中に価値があるものがあればその分の料金が差し引かれることがあります。貴金属や骨董品などある程度の価値があるものなら、作業費用の足しになるのです。
追加サービスとその料金
遺品整理業者ではより良いサービスを提供するため、様々な追加サービスを行っています。主な追加サービスには遺品の供養や害虫駆除、エアコンの取り外しや特殊清掃などがあります。オプションによって料金は異なりますが、一つのサービスに対して数千円から10,000円前後の料金形態となっています。
遺品整理の費用を節約する方法
自分でできる部分を見極める
費用節約をするためには、自分たちで出来るところは出来るだけ自分たちで行いましょう。例えば大量にある書類、故人の衣服などは可燃ゴミでも処分することが出来るものです。簡単に処分出来るものは捨てて、業者側が行う作業を少しでも減らすようにします。遺品の量が多いと分別などの作業だけでなく、運搬時間や処分費用がかさみます。想定よりもトータルの作業時間が長くなってしまうので、出来ることは少しでも自分たちで作業してしまいましょう。一度に処分するのが難しいときには数回に分けてゴミ出しをするなどして、負担を出来るだけ少なくします。手間や時間は多少掛かりますが、各自治体のクリーンセンターに不用品を持ち込むのも一つの手です。費用を掛けずにゴミを処理してもらうことができ、大幅な費用節約になります。
まだ使えそうなもの、処分するには勿体無いと感じるものはリサイクルショップに売却するのも賢いやり方です。エアコンやテレビ、洗濯機や冷蔵庫などはリサイクルショップに持ち込みます。これらの家電はリサイクル料も発生するので、買い取ってもらえればリサイクル料の節約にも繋がります。
業者との交渉術
業者側と料金の交渉をすることも、節約のコツです。あらかじめ予算を決めておいて、この範囲内で作業を行えないか交渉します。予算はこれ以上出せないと言っておけば、その範囲で出来る作業を提示してくれます。また値段に納得することが出来ないときには、値引き交渉もしましょう。この作業は不要だから値下げしてほしい、これくらいまで下げてくれると助かるなど申し出るようにしまうす。依頼をしてほしい業者側も何とか顧客を獲得しようと、交渉に応じてくれるかもしれません。
複数社から見積もりを取っているときには、他の業者からも見積もりを取り寄せていることは遠慮なく伝えましょう。他の業者と契約してしまうのではないかと危機感を募らせることで、より良い条件で見積もりを出してくれるケースがあります。見積もりを複数社から取り寄せていることは常識なので、気にせず申し出るようにしましょう。
交渉時には依頼日時を業者側に合わせるのも、節約のポイントです。作業を行うのを業者が都合の良い日にすると、費用を抑えられる可能性が高くなります。特に決まった日に作業する必要がない、スケジュールに余裕があるのなら業者に都合の良い日に作業してほしいと交渉してみましょう。
複数業者の見積もりを比較
費用節約で最も重要と言っても過言ではないのが、複数業者からの見積もりです。複数業者から見積もりを取ることでおおよその相場を把握することができ、いくつかの業者の費用比較を簡単することが出来ます。
複数社からの見積もりを依頼するとどうしても目が行きがちになってしまうのは料金の部分です。ですが料金以外の項目を注意深くチェックすることで、より良い業者を見つけることが出来るようになります。まず信頼することが出来る業者は見積もりを渡すときに料金内訳や内容を丁寧に説明してくれます。何の作業がどれくらいの料金で、どんなサービスなのかを事細かに説明してくれるのです。知識が無い人にも丁寧に、そして親切に説明してくれることがほとんどです。あまりおすすめすることが出来ない業者の場合は見積もり書の内容が曖昧、「遺品整理作業1式と」内訳などの記載がありません。詳しい作業内容や料金を明かさないのはやましいことがある可能性も否定出来ないので、避けるようにしましょう。
わざわざ一社ずつ見積もりを取るのは大変なときには、見積もり一括サービスなどを利用して一度に見積もりを取り寄せるようにします。
遺品整理の料金内訳を詳しく解説
基本料金と追加料金の違い
基本料金は必ず業者がやってくれるサービスに対する金額です。基本料金には遺品の仕分けや貴重品の捜索、不用品の回収が入っています。部屋の広さ、作業時間などによって変動します。それ以外の作業を行うと追加料金となり、基本料金に追加したサービスに応じた金額がプラスされます。
サービス内容ごとの料金
遺品整理の基本料金に含まれるサービスは以下の通りです。基本料金さえ支払えば、これらのサービスが含まれているので特別な料金は発生しません。
・人件費
・遺品の仕分け
・遺品の捜索
・梱包作業
・運搬時の養生
・配送
・清掃
人件費はスタッフが1人につき、1時間の作業で平均で3,000円から4,000円となります。例えばスタッフ2人で5時間作業した場合は、人件費は30,000円から40,000円掛かることになります。人件費も基本料金に含まれています。
残された遺品の仕分け作業では貴重品と形見品、リサイクル可能な物、廃棄処分の4つに分類します。遺品の捜索ではどこに仕舞われているのか分からない、探してほしいものを家の中から見つけ出します。相続手続きなどで必要となる家の登記書や土地の権利書、銀行の通帳などを探します。梱包作業では遺品をダンボールや袋に詰める作業です。
運搬時の養生は部屋の中や集合住宅の共有スペースなどに養生を施して、壁や床などを傷つけないようにします。配送には形見品の配達、保留品の配送が含まれています。清掃作業は掃除機や拭き掃除で、部屋の中をきれいにします。
遺品整理の主なオプションには以下のサービスがあります。 オプションサービスを利用すると、追加で料金が発生します。
・遺品の供養 無料から10,000円
・特殊清掃 50,000円から100,000円
・エアコン取り外し 無料から6,000円前後
・ハウスクリーニング 15,000円から70,000円
遺品の供養は故人の私物などを神社やお寺などできちんと供養してくれるサービスです。不要なものだけど捨てるのは抵抗がある、故人が大切にしていたものを簡単に捨てることが出来ないときなどに使うサービスです。料金は無料のものから、10,000円前後掛かるものなど金額に幅があります。
特殊清掃は自宅で故人が亡くなった際、血液や体液で部屋を汚してしまったときに利用するものです。高齢者の孤独死などの増加によって、需要が高いサービスでもあります。費用は50,000円から100,000円程度です。
エアコンの取り外しは自分自身で外すことが出来る場合は費用は掛かりませんが、高い場所に設置してある、重くて取り外せないときなどに依頼します。費用相場は無料から6,000円前後です。
ハウスクリーニングは特殊清掃ほど入念に清掃する必要はないけれど、生活環境の改善や原状回復のために部屋をきれいにしたいときに申し込みます。料金はワンルームで15,000円程度、一軒家など広い住宅の場合は50,000円から70,000円となることが多いです。
小見出し4−3:不透明な費用を避けるためのチェックポイント
具体的な料金をきちんと知っておくためにも、現地で見積もりをしてくれる業者を選びましょう。遺品整理業者などの公式サイトにはおおよその料金が掲載されています。これはあくまでも目安で、実際に掛かる費用とは異なることがほとんどです。公式サイトで見た料金と大きくかけ離れていた、思ったよりも費用が掛かってしまったなどと後悔しないように、現地で見積もりをしてくれる業者を選ぶようにしましょう。実際の現場を見て遺品はどのくらいあるのか、必要な人員はどのくらいなのかを見てもらいましょう。より正確で、信憑性の高い料金を知るためにも、現地に来てもらって見積もりを作ってもらいます。
無料見積もりの活用方法
無料見積もりのメリット
無料見積もりをお願いする大きなメリットは、おおよその値段を把握することが出来ることです。おおよその金額を把握すればどのくらいの予算で収まるのかも分かります。無料見積もりにはそれぞれのサービスの料金内訳も記載されているので、どのサービスにいくら掛かるのかも把握することが可能です。
他社とのサービス、料金との比較検討を簡単に出来るようになるのも無料見積もりのメリットです。依頼する業者によって料金が違うのは当然のこと。少しでも良いサービスを安く受けたいときには無料見積もりを活用して、どの業者がどのくらいの費用で作業してくれるのか見比べます。その中から気になる業者を選べば、納得して契約を結べます。
見積もり依頼のコツ
無料見積もりを依頼するときには違う業者から見積もりを取り寄せることはもちろんのこと、同じ業者から複数のパターンで見積もりを取ることも重要です。片付ける部屋の数を変えたり、雇うスタッフの数を調整するなどいくつかのパターンで見積もりを作ってもらいます。どのパターンで依頼をすればお得なのか知ることができ、サービス内容を選ぶときに役立ちます。
時期をずらして見積もりをお願いするのも、コツです。遺品整理業者に依頼が殺到し、忙しいときには料金が上がってしまうことがあります。反対にあまり依頼がないときには顧客獲得のために安い料金で引き受けてくれるパターンもあるのです。一度見積もりをお願いしたけれど料金に納得出来なかったときには、時期をずらして依頼するのも一つの手です。
見積もりの依頼時には計算を行ってくれた担当者が、作業当日にも立ち会いが出来るのか確認することも大切です。見積もりをした担当者と当日立ち会うスタッフが違うと料金に違いが出てしまうことがあります。見積もりでお願いした作業の他に料金が発生するサービスをされてしまうと、料金が上乗せされてしまうのです。あとで見積もりと料金が違っていたとならないように、見積もりの担当者も立ち会ってくれるのか確認します。
見積もり結果の比較方法
まず手元に見積もりが届いたら、総額をチェックします。総額はいくらになっているのか、予算内に収まっているのかそれぞれの見積もりを見比べます。そこから一番安い業者を見つけ、なぜ安くなっているのか調べます。料金が安くても満足なサービスが受けられなければ意味がありません。満足のいくサービスを提供してくれて、なおかつ安い料金の業者はどこなのかをもう一度見比べます。逆に高い料金の業者はなぜ高くなっているのか、必要なサービスを受けるためには仕方がないのかもきちんと見ておきましょう。サービス内容と値段、どの業者が一番バランスが取れているのかも調べてお願いする業者を絞っていきます。
総額を見たら、次は各項目の料金内訳をチェックします。作業内容の内訳やそれぞれのサービスの単価、追加料金やキャンセル料などミスやズレがないか見ておくと安心です。それぞれの見積もりをきちんと計算し直して、間違いがないか確認しておくことも重要です。万が一計算間違いなどがあれば、そのままにせずに必ず問い合わせをしましょう。
遺品整理をスムーズに進めるために
遺品整理の計画の立て方
遺品整理をいつまでにしなければならないなど、具体的な期限はありません。ですが相続税の手続きや賃貸物件の退去、物件の相続や売却などが迫っているときには期日までに終わらせなければなりません。期限が決まっているときには終わらせたい時期を決め、そこから逆算して作業に取り掛かりましょう。片付ける部屋の数や遺品の量、作業する人数に合わせた計画を考えます。遺品整理業者などに依頼するときには業者側に期限を伝え、それまでに作業を完了してもらうようにしましょう。業者によっては混雑していてなかなか期日までに終わらせることが出来ない場合もあります。なるべく余裕を持って、早めに依頼するようにしましょう。
また相続人が集まって遺品整理を行うのなら、全員のスケジュールも確認しましょう。特に相続人が複数の場合は仕事や家庭の事情などがあり、全員が集まれる日は限られてしまいます。早めに全員のスケジュールを確認し、いつ集まれるのか話し合っておきます。相続人が全員集まることで作業が効率的に進みますし、何よりも財産分与などがスムーズに行えます。
計画を立てるときには、作業に必要なものを把握、用意しておくことも大事です。遺品整理では大きいものから小さなものまで、様々な物を整理します。整理をするときに困らないように必要な道具を用意しておきましょう。用意したいのは汚れても構わない服やマスク、手袋やゴミ袋、ダンボールやガムテープなとです。遺品整理では長年手につけることが無かったものを触る場合があります。汚れても構わない服やマスク、手袋を用意してホコリや汚れから自分を守れるようにしておきましょう。遺品整理で不要なものをまとめるダンボールやガムテープも必須です。業者に依頼した場合はスタッフが用意してくれることもあるので、事前に確認しておきましょう。
心理的負担を軽減する方法
遺品整理は故人を亡くした悲しみの中作業をしなければなりません。また悲しみをそこまで感じていなくても、遺品を整理しているうちに思い出が蘇って精神的に参ってしまうことも珍しくありません。
少しでも心理的な負担を軽減するためには亡くなってからすぐに作業を行うのではなく、数週間から数ヶ月経ったタイミングで片付けを始めるようにしましょう。始めるタイミングが分からないときには四十九日や一周忌の法事が終わったタイミングなども良いかもしれません。
業者に頼んでしまうのも、賢い方法です。遺品整理業者なら私情を挟むことなく、淡々と作業をしてくれます。思い出の詰まっている遺品も大事に扱いながら、不要なものを的確に処分してくれます。自分自身で処理するのは精神的にもキツいと感じたら、専門業者に頼りましょう。また業者によってはアフターサービスも充実しており、整理後に何か困ったときには相談することが出来るようになっています。肉体的にはもちろんのこと、精神的に困ったときには積極的に相談するようにしましょう。
法的手続きのポイント
遺品整理に伴う法的手続きの一つに、相続税の納付があります。遺品整理などで相続財産の内容と総額を把握し、相続人それぞれの許可を取って相続税を納付しなければなりません。相続税の納付は故人が亡くなったことを知った翌日から10ヶ月以内に納めなければならないというルールがあり、意外と時間がないものです。お葬式やお通夜、初七日などの行事が終わった段階から遺品整理と相続の手続きも視野に入れて、動き出すことが大事です。
法的な手続きを行うときには以下の手順で行います。
① 遺言書があるのか確認
② 誰が相続人となるのか調べる
③ 遺品整理をして資産の把握
④ 遺産分割協議を行う
⑤ 名義変更や遺産の分配手続き
⑥ 相続税の納付
まず遺品整理を本格的にはじめる前に故人が残した遺言書はあるのか調べます。故人が遺言書を残していた場合はそれに従って法的な手続きをするので、必ず探し出しておきましょう。遺言書があったら相続の対象となる人も把握しておきます。遺言書が見つけられないときには故人の配偶者や子供、両親や祖父母などが相続人となります。遺言書以外で相続人を調べる方法としては、戸籍謄本を使ったやり方があります。戸籍謄本を取り寄せて、より具体的な相続人を探し出しましょう。自分たちも知らなかった親族が居る可能性もあるので、なるべく戸籍謄本を取り寄せて調べます。
次に遺品整理などをして、具体的な遺産の内容を把握します。プラスの遺産となる貯金や不動産、有価証券や貴金属を集めます。さらにマイナスとなる借金などの負債はないのかも調べておきましょう。遺言書で具体的な相続人の指定がない、財産分与の詳しい内容が記載されていないときには遺産分割協議を実施します。遺産分割協議は全員の意見がまとまらなければ全て無効となるので、注意が必要です。全員の意見がまとめられたら遺産分割協議書の作成をし、相続人全員署名をします。
遺言書の実行や遺産分割協議などでそれぞれ遺産を相続したら、名義変更に取り掛かります。銀行口座や有価証券の名義変更をして、相続人の持ち物にします。不動産を譲り受けたときには登記の名義変更が必要となるので、法務局で手続きを済ませます。最後に相続した資産に応じて、相続税を納付して終了です。
自分自身で相続の手続きが難しいときには、専門家に依頼します。弁護士や司法書士など法律に詳しいプロに頼ります。また遺品整理業者の中には相続に関する相談や手続きのサポートなどを行っている場合もあるので、遺品整理を依頼したついでにお願いするのも一つの手です。
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