あなたの街の遺品整理コラム
災害発生時に注意したい!発症するリスクがある感染症と対応策を紹介
2024.1.7
災害が発生した際に、避難場所などで注意すべき点として感染症対策があります。
この記事の監修者:あなたの街の遺品整理編集部
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特に、昨今は新型コロナウイルスの流行により避難場所で感染が蔓延するケースも見られます。
通常よりも衛生状態が良くなく、免疫力が低下する中でさらに感染症が蔓延してしまう側面もあるのです。
では、災害時にどのような感染症が発生する場合があるのでしょうか。
本記事では、災害発生時に注意したい発症するリスクがある感染症と対応策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
災害時に感染する可能性がある感染症の種類と感染経路
災害時に発生する感染症は、新型コロナウイルスやインフルエンザだけではありません。
実に多くの感染症に罹るリスクがあり、主なものでも以下があります。
感染症の種類 | 具体的な疾患名 |
---|---|
呼吸器系感染症 | 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、肺炎球菌性肺炎、誤嚥性肺炎、マイコプラズマ肺炎、レジオネラ症、百日咳、結核 |
皮膚・粘膜感染症 | 麻しん、風しん、水痘 |
泌尿生殖器系感染症 | 尿路感染症、乳腺炎、腟炎 |
消化器系感染症 | ウイルス性胃腸炎、ノロウイルス感染症、ロタウイルス感染症、細菌性食中毒、腸管出血性大腸菌感染症、サルモネラ感染症、ボツリヌス食中毒、ブドウ球菌食中毒、カンピロバクター感染症 |
皮膚・軟部組織感染症 | 外傷後の創部感染、破傷風、ガス壊疽、伝染性膿痂疹 |
ダニ・蚊媒介感染症 | 疥癬、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、日本脳炎 |
以上のように、様々な感染症があり、それぞれに感染経路も異なります。
よって、様々なパターンを想定して、感染症対策を行う必要があります。
厚生労働省が定める避難所での感染症対策
厚生労働省では、ホームページで避難所での感染症対策を定めた資料を公開しています。
上記ホームページで公開されているのは、以下の資料です。
- 手洗いで感染症予防
- できていますか?衛生的な手洗い
- 咳エチケットで感染症予防
- 避難所内のトイレの衛生管理について
- 皆様へのお願い〜感染症予防のために〜
大きくは手洗いと咳エチケット、トイレに関する内容となっています。
手洗いで言えば、手首から爪の中までしっかりと手洗いすることが求められています。
また、1回だけでなく2度洗いすることが重要とされているのが特徴です。
避難場所だけでなく、普段の生活でも感染症予防に活かせるため、ぜひチェックしておくことをおすすめします。
災害発生時に実施したい感染症予防方法10選
災害が発生した際に、いかに感染症にかからないかが重要となります。
これは、自分だけでなく周囲に感染を蔓延させてしまう可能性もあるため、しっかりと対応すべきものです。
特に、以下のような対応を図ることで、感染症予防に繋がります。
- 手指の消毒を徹底する
- マスクを着用する
- 人と人との間隔を空ける
- 体温を測定して体調を確認する
- 食事を取る際には食中毒対策を徹底する
- トイレを利用する際には決められたトイレを使用する
- 掃除や換気を徹底する
- ごみを捨てる際はごみを直接触らない
- 靴を履き替える
- 怪我を負った場合はすぐに消毒・治療する
各対策について、詳しく見ていきましょう。
手指の消毒を徹底する
感染症対策の基本は、手足の消毒に尽きます。
石けんと流水によるこまめな手指消毒は、感染症予防に大きく役立ちます。
ただし、災害場所では使用できる水が限られている場合もあるため、目に見える汚れがない場合はアルコールによる手指消毒だけでも問題ありません。
アルコールによる消毒は、以下の手順で実施しましょう。
- 十分な量のアルコールを手のひらに取る
- 手のひらを擦るようにしてアルコールを馴染ませる
- 手の甲を合わせて擦り込む
- 指先や爪の間に擦り込む
- 指の間に擦り込む
- 親指を逆の手でねじり込むようにして擦り込む
- 手首に擦り込む
- 十分乾燥させる
人と人との間隔を空ける
ソーシャルディスタンスとして、最低でも人との距離を2m、最低でも1m程度は空けることを意識してください。
また、避難所にパーティションがある場合はお互いを区切り、ない場合は段ボールなどを用いて壁代わりに使用して距離を保つ方法もあります。
避難所などで物資を受け取る際などで順番に並ぶ場合は、お互いの距離を保つ対応も重要です。
体温を測定して体調を確認する
感染症が発症すると、高熱を伴うケースが多いです。
そこで、体温計は可能な限り避難者が持参して毎日体温測定しましょう。
そして、38℃以上の高熱状態または熱っぽい場合は避難所の関係者に申し出ることが重要です。
我慢するのではなく正直に申告しましょう
食事を取る際には食中毒対策を徹底する
避難所では、調理できる機会が限られ、食器の洗浄なども思うようにできない場合があるため、食中毒が発生する可能性が高まります。
食品を受け取った時点で、消費期限や臭い、容器の破損有無をよく確認しましょう。
そして、食品は長期間常温状態で置かず、なるべく早く食べ残しが発生しないように食べてください。
食器は洗浄が不要となるように、食器をラップに包んで使用する方法がおすすめです。
また、使い捨ての食器として以下の記事を参考に食器を作るのも良いでしょう。
災害時に寒さ対策は必須!身の回りのもので対応できる寒さ対策を紹介
トイレを利用する際には決められたトイレを使用する
避難所などのトイレは不衛生な状態になりがちであり、排せつ物からの感染伝播が懸念されます。
特に、少ないウイルス量であっても感染する可能性が高いノロウイルスは、絶対に避けなければなりません。
そこで、使用者が決められたトイレを正しく使用し、トイレ用のサンダルに履き替えて利用しましょう。
また、使用後は必ず蓋を閉めて流し、くみ置きの水で流すケースでは排泄物の飛び散りに注意してください。
トイレから出る際には、必ずアルコールで手指消毒を徹底しましょう。
掃除や換気を徹底する
不衛生な状態では、感染症が蔓延する可能性が高まります。
そこで、避難所などでもこまめに掃除をおこない、衛生管理を徹底してください。
また、ドアノブや手すりなどは除菌をこまめにおこなう必要があります。
使用している寝具については、雨天が続いたり汗を吸収すると湿気を含んで、ダニなどが発生しやすくなるため、晴れた日に天日干しするなどの対応が図りましょう。
換気については、2方向の窓を同時に開けて30分以上の換気をおこなうことが推奨されています。
ごみを捨てる際はごみを直接触らない
ごみを捨てる際には、ウイルスが付着している廃棄物が含まれている可能性があるため、ごみに直接触れない対応が必要です。
ごみ袋の空気を抜いて、口をしっかり縛りごみ出しすることを徹底してください。
また、ごみはしっかりと分別してごみ箱はごみ袋をかぶせて使用するなどの対応も有効的です。
ごみ出しをおこなった後は、必ず手洗いを徹底して除菌対応しましょう。
靴を履き替える
避難所などの室内では、土足で上がることは厳禁であり、靴はビニール袋に入れて持ち運んでください。
寒い日の室内では、スリッパを履くことで寒さ対策できるものの、トイレではトイレ用サンダルに必ず履き替えましょう。
また、サンダルはこまめに洗濯して綺麗な状態を維持してください。
怪我を負った場合はすぐに消毒・治療する
災害現場で作業する際、がれきの中にガラスなどがあって裂傷を負うケースがあります。
もし怪我を負うと外傷後の創部感染や破傷風、ガス壊疽などに感染するリスクがあるため要注意です。
大前提として、手袋や安全靴などを着用して身の安全を確保して作業する必要があります。
また、怪我を負った場合は傷口を綺麗な水で洗い、十分な消毒をおこなった上で速やかに治療を受けましょう。
感染症対策を徹底して身の安全を確保しよう!
災害が発生した際には、様々な感染症が発生するリスクがあるものです。
そこで、あらゆる可能性を想定して感染症対策を徹底することが望まれます。
緊急時に利用できないものが発生する可能性も考えられますが、身近なものを利用して感染症対策できる場合もあるため、いざという時にはぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
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