遺族の気持ちに寄り添ってくれる業者に出会えてよかった

一人暮らしをしていた親族が亡くなり、遺品を整理するにあたって、遺品整理サービスを利用することにした理由は、故人が持ち家ではなく賃貸マンションに住んでおり、整理を後回しにすることで家賃が発生し続けてしまうことや、遠方で整理のために何度も通うのが難しいという事情があったからでした。多くても年に1~2度しか会う機会がなかったことや、病気による急逝だったという事情もあり、突然のことで何を遺し何を処分すべきか判断に迷ったのも理由のひとつでした。

遺品整理のプロに、処分して後悔しそうなものとそうではないものを相談できるのもメリットだと考えました。処分方法や手続きについても、それまでの経験や実績から、事前に用意された委任状に署名して渡すことで、自身が出向くことができない日でも適切に対応してもらえるのも便利だと思いました。担当者には、見積もりと整理する日の2回会ったのですが、見積もりの際は、通帳や現金・貴金属等が見つかった場合の報告や対応などについても丁寧に説明を受け、遺しておいた方がいいものについてもアドバイスがいただけたのがよかったです。

やることだけで見れば、遺品整理も廃品回収・清掃と変わらないのかもしれませんが、処分するものとはいえ、故人がそれまで大切に使ってきたものをなるべく丁寧に運び出そうとする姿勢には、精神的な負担も軽減された気がしました。整理後には、処分したもののリストも受け取りとともにお悔やみの言葉もかけていただき、お願いしてよかったなと心から思いました。