あなたの街の遺品整理コラム
遺品整理を自分でやる方法は?手順とコツを実践的に解説
2025.1.28
この記事でわかること
- 遺品整理を自分でする方法
- 遺品整理を自分でする場合に想定すべきトラブル
- 遺品整理を自分でする時の注意点
大切な家族が亡くなったら、故人の遺品整理を行わなければなりません。
自分で遺品整理をしようと思ったものの、何から手をつければ良いのかわからない方も多いでしょう。
そこで、ここでは遺品整理を自分でする方法について解説していきます。
自分で遺品整理を進める場合に発生する恐れのあるトラブルや、注意点についても紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
遺品整理を自分でする方法
遺品整理はプロに依頼することもできます。
しかし、他人に遺品を扱われることに抵抗があるので自分で遺品整理をしたいと考える方もいるでしょう。
遺品整理を自分でする場合、何から始めたら良いかご存じですか。まずは遺品整理を自分でする方法を順を追って説明していきます。
遺品整理を行う日を決める
遺品整理を行う日を決めましょう。遺品整理は自分一人だけでなく遺族たちや相続権利者など、遺品整理に不可欠な人たちも集めなければなりません。
そのためには関係者全員が集まれる日を設定することが重要です。
また、遺品整理はダラダラと進めずに、「いつまでに終わらせる」ということを明確にしておくことも大切です。
故人の思い出に触れていると時に感情を抑えきれずになかなか整理が終わらないこともあるでしょう。
終わらせる日をしっかりと決めておけば、作業にメリハリもつけられます。
必要なものを準備する
次に、必要なものを準備します。遺品整理の対象は、故人の持ち物全てです。
闇雲に整理を開始する前に、以下のものを用意してから遺品整理に備えましょう。
【必要な準備物】
- 軍手
- マスク
- ゴミ袋
- 段ボール
- ガムテープ
- カッター・ハサミ
- ロープ
- マジックペン
- ペンチ・ドライバーなどの工具
- 台車
- 軽トラ・ワゴンなどの運搬用の車
遺品整理中は、ホコリや汚れがたくさん舞い散る可能性もあるので、作業着などの汚れても良い服装で行いましょう。
また、思いがけずに何かを踏んで怪我する可能性もあります。足元もスリッパなどで保護することが大切です。
遺品を仕分ける
スケジュールが決まり、必要なものの準備ができたら遺品の仕分けを行います。
遺品を仕分ける際は、以下の3つの種類に分けていきます。
貴重品や思い出の品などの形見品 |
通帳、クレジットカード、土地の権利書など不動産関係書類、パスポート、年金手帳、健康保険証、有価証券、貴金属などの価値が高いもの など |
リユース・リサイクル可能なもの |
冷蔵庫、テレビ、洗濯機、パソコンなどの稼働可能な家電、ベットやタンスなどの家具、鍋や釜などの金属類、衣類、古紙、古布、プラスチック類 など |
廃棄するもの |
燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミ、ゴミとして出せない不用品 など |
まずは上記で仕分けを行いましょう。この時、段ボールやゴミ袋があると仕分けがしやすくなります。
仕分けしたものを整理・処分していく
遺品を仕分けしたら、形見品以外のものは何かしらの方法で処分していきます。
4つの処分方法を表にまとめてみました。
リサイクルショップで買い取ってもらう |
家電や衣類、バッグ、貴金属などはリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性がある。 リサイクルショップで値段がつかなくても、フリマアプリに出品すると買い手が現れる可能性もある。 |
自治体のルールで処分する |
不用品はゴミ集積所の指定日に出したり、粗大ゴミの回収を依頼したりして処分する。 |
ゴミで捨てられないものは個別で処分する |
エアコンやテレビなどのリサイクル家電はメーカーや購入店に引き取ってもらう。 金庫や消化器は専門事業者に引き取ってもらうなど、個別で処分する。 |
不用品回収業者に回収してもらう |
大量の不用品があるなら、不用品回収業者に全て処分してもらうと楽。 |
上記のように、さまざまな方法を利用して遺品整理を行いましょう。
残った遺品は遺族で分配する
遺品整理で処分を進め、残った遺品は遺族に平等に分配しましょう。
ただ、必ずしも同じ資産額を平等に分配するとはかぎりません。
もし遺言書が見つかり、遺品に関して故人の希望があればその通りに分配する必要があります。
もし遺品整理中に遺言書を発見したら、速やかに周囲の親族に開示し、周知させましょう。
不動産などを処分する場合は専門家へ相談する
もし故人が土地や住宅を所有している場合、それらの不動産についてどうするべきなのかを検討しなければなりません。
使用しない土地や不動産を所有していると、後々トラブルに発展する恐れもあります。どう処分すれば良いかわからない場合は専門家へ相談しましょう。
自分で遺品整理を進める場合はトラブルも想定する
自分で遺品整理を進めていると、時にトラブルが発生することもあります。
トラブルに遭うと遺品整理の時間がさらにかかるだけでなく、親族との仲が悪化する恐れもあります。
そのような最悪の事態にならないためにも、遺品整理で起こりうるトラブルを想定しましょう。
処分するものが多い
遺品整理でよくあることは、不用品が多くて思っていたよりも時間がかかるケースです。
故人の家に子どものアルバムや服、おもちゃなどが見つかることもあります。
タンスや物置に遺品が隠されていることもあるでしょう。
事前に室内を確認して遺品の量を確かめ、必要な時間と人手を確保することが大切です。
1人ですると想像以上に時間がかかるので、親族を呼んで複数人で作業しましょう。
間違って大切なものを処分してしまった
自分で遺品整理を行なっていると、誤って大切なものを処分してしまうこともあります。
例えば、銀行口座などの記入情報や不動産の権利書、税金関係の書類などを処分してしまうと、再発行しなければならなくなります。
非常に買取価値の高いものを捨ててしまうと、形見分けや遺産相続時に大きなトラブルに発展する可能性も高いです。
自分の判断だけでなく遺族と相談するなどして処分するかどうかをしっかりと考える必要があります。
近隣から苦情が来た
遺品整理時は、騒音が発生することもあります。
また、マンションの共用部分が破損するなどのトラブルが発生すると、近隣から苦情が来ることもあるでしょう。
近隣トラブルを発生させないためにも作業はできるだけ日中に行ってください。
また、共用部分がある場合は、毛布や段ボールで傷つけないように養生しましょう。
勝手に親族が遺品を分配していた
親族が勝手に遺品を分配するというトラブルは、遺品整理に関するトラブルの中でも代表的なものです。
資産価値のあるものを勝手に分配すると、後々大きなトラブルになる場合もあります。
遺品を持ち出す場合、財産を相続する権利のある親族を集め、話し合いのうえ、分配を行なってください。
専門家とに相談しながら進めるのが大変
故人が土地や住宅などの不動産を所有していた場合、しかるべき手続きを進めなければなりません。
家の中の遺品整理を進めながら、複雑な書類作成や法律についての勉強をして、どのように処分すべきかを考えなければなりません。
この時、遺品整理業者や不動産管理の専門家に相談して、法的手続き・書類作成を進める必要があります。
毎日の仕事や家事の合間に、専門家と連携を取りながら遺品整理を進めていくのに大変さを感じる方もいるかもしれませんね。
電気・水道が使えなかった
故人がなくなったことで、すぐに電気や水道を止めてしまう方もいるでしょう。
しかし、遺品整理が終わるまでは電気・水道を開通させておくことをおすすめします。
なぜなら、暗い中での遺品整理は作業効率が落ちるためです。特に冬のように日照時間が短いと作業時間が限られてしまいます。
また、遺品整理中は手や体が汚れてしまうこともあるでしょう。汚れた遺品を洗いたい場合もあるはずです。そんな時に水が使えると、遺品整理もはかどります。
自分で遺品整理をする場合の注意点
自分で遺品整理を行う場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
最後に自分で遺品整理をする場合の注意点をみていきましょう。
感情的にならないようにする
遺品整理を行なっていると、故人の思い出に触れて感情が揺さぶられることもあります。
その時に感情的にならないように気をつけましょう。感情的になると、遺品を残すべきか、処分すべきかを冷静に判断できなくなります。
もし、「感情的になっている」と感じたら、一度深呼吸をするなどして気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
捨てられないものは一旦保管する
自分で遺品整理を行なっていると、どうしても捨てられないものも出てきます。
そんな時は無理に処分せずに一時保管をすることも大切です。
一時的に保管するものは、レンタルボックスや自宅の一室・押入れに収納したり、親族や知人へ一時預けるなどの方法で保管しておきましょう。
ただし、無期限に保管せずに具体的な期限を決めて、それまでにどうするかを考えることが大切です。
また、保管した遺品は定期的に見直しをし、湿気や虫害で傷まないように保管環境を整えましょう。
法的手続きが必要なものがないか確認する
法的手続きが必要なものがないかは必ず確認しましょう。これを怠ると、後々トラブルに発展するリスクがあります。
法的手続きが必要な遺品には、相続財産が含まれている可能性があります。相続財産は法律に基づいて適切に処分しなければなりません。
確認が必要な法的手続きには以下のようなものがあります。
【法的手続き】
- 戸籍謄本の取得
- 遺言書の有無の確認
- 相続放棄の期限確認
- 相続税の申告
専門的な知識が必要な場合は、弁護士や税理士などの専門家に相談しましょう。
自分で遺品整理をするのが難しければ専門業者へ依頼しよう
遺品整理は、故人の所有していたものが多いと自分で行うのが大変です。
自分で行う自信がない、関係者が忙しくてなかなか集まれない、など自分で遺品整理を行えない場合は専門業者に依頼しましょう。
専門業者は遺品の仕分けから不用品回収、処分まで行なってくれる場合が多いです。業者によっては貴重品を探したり、買い取ったりしてくれることもあるでしょう。
大切な遺品も丁寧に扱ってもらえるので、自分だけで対処できないと感じたら早めに相談することも大切です。
まとめ
遺品整理は自分たちで行うことも可能です。
しかし、事前に準備をしたり、トラブルを想定して行わなければならなかったりしなければならず、大変だと感じる方もいるかもしれません。
そんな時は遺品整理業者へ依頼するのがおすすめです。
費用はかかるものの、大切な遺品を丁寧に扱い、スムーズに作業を進めてくれます。
自分だけで遺品整理をするのは難しいと感じるようなら、まずは一度相談してみましょう。
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