あなたの街の遺品整理コラム
生前整理を機にミニマリストになろう!メリットや断捨離の方法を紹介
2023.1.25
この記事の監修者:あなたの街の遺品整理編集部
あなたの街の遺品整理編集部では、遺品整理士をはじめとする様々な専門スタッフが、遺品整理や生前整理に関する包括的なアドバイスを提供します。私たちは、故人の想い出を大切にしながら、遺族の皆様が直面する困難を軽減するために、心を込めてサポートいたします。遺品の整理だけでなく、生前に整理を行うことで、将来的な負担を減らすお手伝いもしています。あなたの大切な人の遺品に関するすべてのニーズに応えるため、私たちはここにいます。
死期を迎えるに当たって、生前整理をすると残された遺族にとっては遺品整理をスムーズに進められるメリットがあります。
また、故人にとっても生前の段階で準備を進めることで、最後のお別れなどもしっかりと行えるため、生前整理は非常に重要な作業です。
生前整理では、主に不用品と遺品として残すものを仕分ける作業をおこないますが、これはミニマリストの考え方に近いものがあります。
早めに生前整理をすると、その後の人生をより自分らしく過ごせるため、そのままミニマリストになって死期を迎えることも可能です。
では、ミニマリストとは一体どのような考え方なのでしょうか。
この記事では、ミニマリストの該当やメリット、断捨離との関係性について解説します。
目次
生前整理とは
生前整理とは、自分が死亡した後に残された遺族が遺産の整理や相続をする際に困らないように、事前に財産や持ち物を整理しておく行為のことです。
残すべき遺産や相続について自分の意志を最大限反映できるメリットがあり、残された余生を安心して過ごせるメリットがあります。
また、急に死期を迎えた場合にも持ち物を整理しておくことで、残された家族の負担を軽減可能です。
さらに、場合によっては施設への入所が必要になったり引越しが必要になる場合がありますが、荷造りが容易になったり生き方そのものを見直すきっかけにもなります。
生前整理は、断捨離のように持ち物を減らすだけが目的ではありません。
自分の死後、残したものについてどのように処分してもらうか、誰に託すかなども考えて整理する作業となります。
生前整理では、主に以下のような対応が必要です。
- 不用品の整理や処分
- 財産目録の作成
- 公共料金や年金の整理
- 保険の整理
- エンディングノートの作成
- 不動産の整理
- デジタルデータの整理
- 知人や友人のリスト作成
- 遺言書の作成
非常に多岐にわたりますので、短時間ですべてなし得られるものではありません。
よって、時間をかけてじっくりと対応する必要があります。
ミニマリストとは
ミニマリストとは、自分にとって不要なものを処分したりして、本当に必要なものだけを残すことを指します。
ミニマリストの語源は「最小限の」という意味がある「ミニマル」から生まれた造語です。
2010年前後から、主に海外を中心にミニマリストの考え方が広まりました。
ちょうど、日本でも断捨離の考え方が定着したタイミングと合致し、断捨離と同時にミニマリストが定着した形です。
ミニマリストの場合、物理的なものを減らすだけの考え方ではなく、無駄な情報、時間、行動、人間関係まで含めて無駄を減らそうと言う点が特徴です。
今では、インターネットなどで様々な情報を得ることができますが、自分にとって不要な情報も多く存在します。
そこで、不要なものを手放して、自分にとって本当に大切なものだけを保有して、より質の高い人生を送ることがミニマリストの考え方の根底にあります。
断捨離との違いは?
ミニマリストと断捨離は、ほぼ同時期に誕生した考えとなりますが、断捨離の方が一般的に定着しているのが実情です。
断捨離とミニマリストは、基本的な考え方は同じで「不要なものを処分したり手放したりする」行為を指します。
断捨離は、以下3つの言葉が組み合わされた造語です。
- 断…不要なものを断つ
- 捨…不要なものを捨てる
- 離…ものへの執着から離れる
断捨離は、不要なもの減らす方法論となり、ものへの執着を捨てることが大切であるという考えに立っておこないます。
一方で、必要最小限のものだけで暮らすことを指し、自分にとって本当に必要なものは何かを見極めることが大切と考えます。
両者の位置づけとしては、必要なものかどうかを判断するために断捨離をおこない、その結果必要最小限なものに厳選した上で暮らすことに価値を見いだしている人のことをミニマリストと呼ぶ形です。
ミニマリストのメリット
ミニマリストのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 遺族の負担が軽減される
- 部屋の掃除がしやすくなる
- 安全性が高くなる
- 無駄遣いをする機会が減る
- 自分にとって本当に大切なものがわかる
各メリットについて、詳しく解説します。
遺族の負担が軽減される
遺族にとって、大変な作業の1つに遺品整理があります。
遺品整理では、必要なものか不要なものかを仕分けて、不要なものは処分したり売却したりしなければなりません。
必要なものの判断は、本人以外ではなかなか判断しにくいものがあります。
また、単純にものが多い状態では運び出すなどの作業で時間がかかります。
そこで、事前にミニマリストを実践すれば遺族の負担を大幅に軽減することが可能です。
部屋の掃除がしやすくなる
ミニマリストを実践すると、部屋をすっきりとさせることができます。
もったいなくてものが捨てられない方の場合、部屋中にものが溢れて足の踏み場もなくなってしまいがちです。
確かに、ものが多いといざ何かあった場合にすぐに使える点は魅力的ですが、部屋にものが溢れると掃除するのが困難です。
掃除するために毎回ものを片付けておこなう必要があり、とても大変な作業となってしまいます。
そこで、ミニマリストを実践して部屋をすっきりさせれば、掃除も容易におこなえて、またこまめに掃除できることでクリーンな状態を維持できます。
安全性が高くなる
特に老人の場合、ちょっとしたことで躓いたりしがちです。
部屋にものが散らかった状態では、動線の確保も難しく動線から少し外れてしまうとものに躓いて転倒するなどの事故が発生してしまいます。
そこで、ミニマリストによって部屋をすっきりさせれば、ものに躓くなどのリスクを回避できます。
また、地震などの災害が発生した場合にも、部屋をすっきりさせておくことで二次災害を防げる効果も期待でき、安全性を高められます。
無駄遣いをする機会が減る
ミニマリストになると、必要最小限なものしか購入しなくなります。
例えば、服などは厳選したパターンのものしか購入する必要がなくなり、無駄な服を購入することがなくなり無駄遣いをする機会を減らすことが可能です。
これにより、金銭的にも余裕が生まれて貯蓄に回せるなどのメリットもあります。
自分にとって本当に大切なものがわかる
ミニマリストを実践すると、自分にとって本当に必要なものが何かということが分かります。
例えば、ミニマリストではものだけでなく人間関係も含まれると説明しましたが、必要最小限の人間関係に厳選すれば、自然と残るのは真の友人などだけになります。
これにより、より自分にとって大切な存在が見えてくるのです。
人間関係だけでなく、ものや時間などについてもミニマリストを実践すれば、何が自分にとって大切であるかを把握できます。
ミニマリストになるために断捨離をしよう
ミニマリストを実践するためには、断捨離を繰り返して何が自分にとって必要かどうかを判断する必要があります。
実際に断捨離する為には、以下の流れで実施します。
- 現在の持ち物を把握する
- 仕分け作業をする
- 不要品を処分する
- 使用頻度に基づいて収納する
各手順の詳細について、解説します。
現在の持ち物を把握する
断捨離の最初のステップでは、現在の持ち物に何があるかをリストアップします。
最終的には、人間関係なども断捨離していく必要がありますが、まずはものの断捨離から優先して進めましょう。
住居内にあるものだけでなく、貸しているものや自動車なども含めて、リストアップしてください。
仕分け作業をする
ものをリストアップしたら、比較的広い部屋を作業スペースとして確保してください。
もし、広い作業スペースがない場合は、比較的片付けやすい場所を作業スペースとして、断捨離により徐々にスペースを確保していく形を取ります。
リストアップしたものについて、それぞれ必要・不要・保留の3つに区分けして、それぞれに用意した段ボールやスペースに仕分けていきます。
明らかに不要なものであれば迷わず不要として処分することが重要であり、また判断に迷う場合は保留に分類してください。
不要品を処分する
仕分けが完了した時点で、最初に不用品の処分に着手します。
不用品の処分は、自治体の回収ルールに従って処分したり、業者に処分してもらう方法があります。
また、不用品の中で価値があるものは、リサイクルショップなどで買い取ってもらうことで収入を得られるのでおすすめです。
使用頻度に基づいて収納する
不用品の処分が完了したら、残された必要・保留に分類したものを仕分けていきます。
まずは、必要なものの中でさらに使用頻度が高いものと低いものを仕分けて、使用頻度が高いものを手前に、低いものを奥に収納してください。
これにより、使用頻度が高いものをすぐに取り出せる環境を整えられます。
必要なものの収納が完了したら、次に保留していたものを一旦専用の箱に入れて収納してください。
そして、概ね1ヶ月後に再度保留していたものが必要かどうかを判断して、不要なものは処分しましょう。
また、思い出の品などは使う機会が少ないものの、無理に捨てる必要はありません。
思い出の品だけを収納する専用ボックスを用意して、保管するのがおすすめです。
終活業者に依頼するのもおすすめ
ここまで紹介してきた断捨離の作業は、実践してみると想像以上に大変なものです。
また、不用品の処分時には人手が必要になり、一人では対応できないケースが多くあります。
そこで、断捨離を実施する際には終活業者に依頼するのもおすすめです。
当然、費用がかかりますが不用品の処分を請け負ってもらえたり、業者によっては価値があるものを買い取り対応してもらえます。
他にも、断捨離に関するノウハウを伝授してもらえるため、スムーズに断捨離を進められます。
まとめ
生前整理においてミニマリストの考え方を実践すれば、よりすっきりさせて終活を実践できます。
また、安全性を確保できたり無駄なお金を使わなくなるなどの効果も期待できる点が魅力的です。
あなたの街の遺品整理では、生前整理で断捨離する上で最大限サポートさせていただきますので、是非お気軽に利用ください。
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