遺品整理で高価買取！高価買取をしてもらうポイントとは？

親や親族の遺品整理は、遺族にとって心身ともに大変な負担がかかります。大切な家族を失って、心の整理がつかないまま遺品を整理しなければならないことや重労働が待っているからです。遺品整理の専門家である遺品整理業者にその作業をお願いすれば、そんな負担を大きく軽減できます。遺品整理業者に依頼するときに気になるのが、費用面です。依頼主の不安を解消してくれるのが、買取を行う遺品整理業者。まだ使える家電製品や美術品は現金化し、遺品整理にかかる費用に充てたいですよね。ここでは、遺品整理と買取の両方を経験した筆者が、信頼できる業者選びや高価買取をしてもらうコツについて紹介します。

遺品整理で買取もしてくれる？

遺品整理と買取はどんな関係？

遺品整理では、残しておくものと供養するものや処分するものを仕分けする必要があります。遺品整理業者に依頼すると、ゴミとして処分する費用も含まれており、整理から処分までをワンストップで行ってくれるのがメリットです。しかし、遺品の量や部屋の広さによって遺品整理の費用は大きくかかってしまうことがあります。私が遺品整理を依頼した時には、3LDKの広さで25万円でした。しかし、遺品整理で買取ができれば、その金額を費用に充てることができると知り、業者に依頼することを決意したのです。この遺品整理と遺品買取の両方ができる業者が増えており、費用面で不安がある人やエコな遺品整理をしたい人に支持されています。遺品整理はただ、遺品を整理して処分するだけではなく、買取で次の利用者に想いをつなげられるサービスに変化しているのです。

遺品整理と買取は同時に可能？メリットを紹介

遺品整理士や古物商の資格を持っている業者なら、安心して遺品整理と買取が依頼できます。遺品整理士は遺品を丁寧に扱い、仕分けができるスペシャリストですし、古物商は都道府県公安委員会から許可を受けて、中古の売買ができる業者です。買取を行っていない業者に依頼すると、遺品整理が終わった後に、別の専門業者を呼ばなければならず、手間がかかります。遺品整理と買取を同時に行う業者ならば、遺品を整理しながら買取できるものを見極め、最後に買取価格の精算をしてくれるでしょう。遺品整理にかかる費用から、買取価格分を差し引いてくれるため、人によっては手元に残るお金が多くなるケースも。実際に、私は古いお酒や貴金属などを買い取ってもらい、買取価格が19万円にもなりました。25万円だった遺品整理費用が6万円に収まり、とてもお得に遺品整理ができました。このように、費用がかかる遺品整理で臨時収入を得られるのが、遺品整理と買取のメリットです。

遺品買取を行う業者の選び方

買取をしてもらえる遺品の種類

買取対象となる品目一覧

買取対象となる遺品にはどのようなものがあるのでしょうか。一般的なリサイクルショップで扱っているような品物のほとんどが買取対象です。

着物や毛皮、ブランドバッグなどのアパレル品やおもちゃや楽器、カメラなども買取品の代表的な品です。万年筆やお酒、家具や家電製品なども含めれば、どんな家にも買取してもらえる品があると言えるでしょう。

高価買取してもらえる代表的な遺品

特に高価買取になりやすいのが、金や貴金属、宝石や金券、高級時計などです。高級時計ブランドのロレックスやオメガは値段が下がりにくく、数百万円の買取価格がつくものもあります。金は高騰しており、需要も高いので高価買取が期待できます。金なのかメッキなのかわからないものも、すぐに判定してもらえ、思った以上の買取価格がついたので私も驚いています。数十年前のブランド品でも、逆に価値が上がっているケースがあります。使っていないブランド食器やお酒は、買取できると言われてびっくりしました。お酒や食器はコレクターが多く、古いものでも希少価値が上がっていることがあります。素人には判断できないものでも、プロの鑑定士なら適切な買取をしてくれるので気軽に確認してみましょう。

買取価格を決める状態とは

買取価格を決めるのに重要なのが、その状態です。ケースや保証書、傷や汚れがあるかどうかで値段も大きく左右します。ホコリや汚れで取れるものがあればきれいに拭き取ってから査定をお願いしましょう。家電は動作確認が必要です。説明書や箱があれば、一緒に買取をしてもらうことをおすすめします。美術品などは、作家によっては状態が良くなくても高値がつくことがあるので、まずは買取を依頼してみてください。無理に汚れを落とそうとするとかえって汚れてしまうことがありました。取れなさそうな汚れは無理に落とそうとせず、業者に確認しましょう。

遺品はどう査定される？買取の流れとポイント

査定プロセスと買取の流れ

遺品整理をしながら、価値がありそうなものは業者が一点一点確認して、残すものや処分するものとは別に仕分けを行っていきます。後日鑑定が必要なものではない限りその場で査定を行い、買取価格をその場で決定。遺品整理にかかる費用から買取価格が除かれ、その金額が請求される流れです。業者は買取の経験をしているプロなので、鑑定書などがなくても、18金や売れるものの判断をしてもらえました。例えば30年以上にタダでもらったブランド品のカタログも、「これは買取できます。」との判定が。どんなものに価値があるかわからないからこそ、業者に遺品を整理してもらいながら判別してもらえるのがメリットです。

査定時に注意したいこと

業者の知識不足があると、安く買取されてしまうことがあります。そんな業者には査定を依頼しないのがよいのですが、事前の見積もり時に査定を依頼すると、よい業者か見分けられます。私も、「こういうものは買い取ってもらえますか？」と見積もりの時に確認しました。買取価格の目安を知るよいチャンスでもありますので、ぜひ見積もりの機会を利用しましょう。複数の業者に相見積もりを出すのであれば、どの業者が適正な買取価格を提示するか確認してください。特に判断が難しい美術品などは、美術品専門業者に依頼する方法もあります。査定自体は無料で行ってくれるので、気になる遺品は全て査定を依頼しましょう。

査定額をアップさせるには、商品の状態をよい状態に保つことが必要です。新品の状態に近ければ近いほど査定価格は上がります。戸棚に長く保管していたものは、押し入れに無造作に入れておいたものよりも状態がよかったです。着物やブランドバッグは経年により状態が変わることが多いので、査定を受ける前に取り出して確認しておきましょう。

遺品を高く買い取ってもらうコツ

高価買取につながる準備

高価買取につなげるためには、業者の実績を確認することが大切です。知識がない業者は、安く買い取ってしまう傾向があります。買取実績が豊富で、安心して査定が依頼できる業者に依頼してください。無造作においてある品物より、丁寧に扱われ、しっかりと箱に入っている品物の方が値段は高くつきやすいです。元箱があれば箱に入れ直す、家電は動作チェックができる状況で査定を依頼しましょう。私も高く買取をしてもらいたかったので、業者選びはしっかりとしてよかったと思っています。

買取価格が大きく変わるメンテナンス

これから査定に出したい遺品があれば、メンテナンスをするチャンスです。生活家電は部屋に置かれて、ホコリをかぶっていることが多いので、しっかりと汚れを落としておきましょう。服はわざわざクリーニングに出す必要はありませんが、においが気になる場合、日陰に干しておくとにおいが気にならなくなります。指輪など、手放す前に一度磨いたりチェックすると、気持ち的にも整理しやすかったです。

買取時の交渉方法

査定するのはプロといえども人間です。本来なら値段がつかないようなものでも、まとめて値段を付けてくれることがあり、交渉次第と言えます。たくさんのものを買取してもらえる状況があるなら、そんな交渉が通りやすいです。業者とのやりとりの中で、「たくさんのよいお品を買取させていただきありがとうございます。これらはまとめてお値段つけますね。」と、1点だったら少額だった日用品も、まとめて数千円の値段をつけてもらいました。話をしながら遺品整理と買取をすることが多いので、ぜひ相談してみてください。

遺品整理と買取でよくある質問

遺品買取で高価買取してくれる遺品整理業者を選ぶにはどうすればよい？

高価買取の実績がある業者や買取のプロが所属、提携している遺品整理業者を選びましょう。遺品整理だけに特化したサービスの業者は、買取に関しての情報が少なかったです。買取を大々的に案内している業者は、買取のノウハウが期待できます。

買取価格の査定に納得できなかったら？

「査定が低すぎる。」、「査定に納得ができない。」と思ったら、その場での買取を依頼しないようにしましょう。疑問点があるのに買取されてしまったら、後で取り戻すことは難しいです。納得できる査定にするために、別の業者に査定を依頼してみましょう。査定には人件費やさまざまな経費が含まれているので、メルカリや中古販売業者の販売価格と一概に比較はできません。

骨董品などは専門の買取業者に依頼すべき？

専門的な知識が必要となる骨董品の鑑定は、専門業者に依頼することもおすすめです。別の業者に依頼するのは手間だと考える場合、その場で鑑定してもらうとよいでしょう。買取業者によっては、鑑定が難しいものは後日連絡をくれることもあり、わざわざ別会社に来てもらう必要もありません。

遺品整理と買取は同日にやってもらえますか？

遺品整理と買取の両方を実施している業者であれば、同日に行う業者がほとんどです。私もその場で仕分けと鑑定を行いながら買取をしてもらいました。金額は遺品整理が終了してからでしたが、とてもスムーズに仕分けと鑑定をしてもらえました。

ブランド品ではないですが、まだまだ使える日用品があるんですが。

ブランド品以外でなくても買取してもらえる品は多くあり、日用品も含まれます。日用品の場合、未使用品に限られることが多いですが、買取が可能な業者も多いでしょう。業者によっては第三国への寄付などもあり、なるべく廃棄するゴミの量を減らしたいと思う人にもぴったりのサービスです。

遺品整理と買取は一緒に依頼できますか。

遺品整理の依頼で、買取も希望することを伝えましょう。対応可能な業者であれば、すぐに見積もりや遺品量の確認をしてくれます。どのくらいの金額を買取してもらえるのかの目安を教えてくれる業者もいるので、買取してほしいものはリストアップしておくとよいです。

費用面で安く済ませたいのですが。

遺品整理を業者に依頼すると、かなりの費用がかかってしまうとためらう人も少なくありません。買取をしてくれる業者に依頼すれば、遺品整理の費用を大幅に削ることができます。遺品の整理と不用品の現金化が同時に行え、金額面でもメリットは大きいです。

まとめ

大きな負担になる遺族だけでの遺品整理も、業者に依頼すればスムーズです。遺品整理と買取を行う業者であれば、不安になる費用面での節約が可能。買取してもらえるのは、貴金属から家電まで幅広いです。価値がわからないものでも、想像以上の値段がつくことがあります。高価買取してもらうために、取れる汚れやニオイを取り除き、査定を依頼しましょう。