あなたの街の遺品整理コラム
遺品整理と不用品回収、どっちがいい?違いを徹底解説&賢い選び方
2025.6.6

この記事でわかること
- 遺品整理と不用品回収の違い
- 遺品整理と不用品回収のどちらを選ぶべきか
- 失敗しない遺品整理・不用品回収業者の賢い選び方
- 遺品整理・不用品回収の見積もりを比較する際のポイント
大切なご家族を亡くされた後、残された品々の整理は心身ともに大きな負担となります。「遺品整理」と「不用品回収」、どちらのサービスを利用すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、遺品整理と不用品回収それぞれのサービス内容、目的、費用、時間軸などの違いを徹底的に解説します。また、あなたの状況に合わせた最適なサービスを選ぶためのヒントや、信頼できる業者の選び方、見積もり比較のポイントまでご紹介します。
目次
遺品整理・不用品回収って何?
まずは遺品整理・不用品回収が何なのかをご紹介します。
遺品整理とは故人の想いを繋ぐ整理
遺品整理とは、故人が残された品々(遺品)を単に片付けるだけでなく、故人の想いを尊重し、遺族の心の整理をサポートする一連の作業を指します。形見分けをする品、供養する品、買い取る品、処分する品などを丁寧に分別し、必要な場合は特殊清掃やリフォームまで手配することもあります。
単なる物の片付けを超え、故人との思い出を振り返り、新たな一歩を踏み出すための大切なプロセスといえるでしょう。遺品整理業者には、遺族の心情に寄り添いながら、専門的な知識と経験で適切なアドバイスを提供することが求められます。
不用品回収とは不要物の処分
一方、不用品回収とは、家庭やオフィスから発生する不要な家具、家電、衣類、粗大ごみなどを回収・運搬・処分するサービスです。引っ越しや大掃除、リフォームなどで大量の不用品が出る際に利用されることが多く、迅速かつ効率的に物を処分したい場合に適しています。
不用品回収業者は、回収した物をリサイクルしたり、適切な方法で処分したりすることで、環境負荷の低減にも貢献しています。
遺品整理・不用品回収の違いは?
遺品整理と不用品回収は、一見似ているようで、その目的や提供されるサービス、費用、時間軸において明確な違いがあります。
目的
最も大きな違いは、その目的にあります。
遺品整理の目的は、故人の遺品を丁寧に整理し、遺族の精神的な負担を軽減しながら、故人との思い出に向き合う時間を提供することです。単に物を捨てるのではなく、故人の生きた証として遺品を扱い、必要に応じて供養や形見分けのサポートも行います。そのため、遺族の感情に配慮し、寄り添ったきめ細やかなサービスが重視されます。
対して不用品回収の目的は、不要になった物を効率的かつ合法的に回収し、処分することです。迅速な作業が求められ、物の価値や感情的な側面よりも、量や大きさ、回収方法などが重視されます。
費用
費用面でも、両者には差があります。
遺品整理は、遺品の分別、仕分け、梱包、貴重品の探索、形見分けのサポート、供養の手配、ハウスクリーニング、場合によっては特殊清掃など、多岐にわたる作業が含まれるため、人件費や作業時間、専門性の高さが費用に反映されやすい傾向にあります。故人の遺品を丁寧に扱う分、時間と手間がかかるため、一般的に不用品回収よりも高額になる傾向があります。作業員の人数や作業日数、部屋の広さ、遺品の量、特殊清掃の有無などによって費用は大きく変動し、場合によっては60万円以上かかることもあります。
不用品回収は、主に回収する物の量や種類、作業員の人数、トラックの積載量によって費用が決定されます。比較的シンプルな料金体系で、例えば軽トラック1台分で8,000〜15,000円、2トントラック1台分で25,000〜39,000円といった形で料金が設定されていることが多いです。遺品整理のような細やかな分別作業が少ないため、遺品整理に比べて費用を抑えられるケースが多いでしょう。
時間軸
時間軸においても、遺品整理と不用品回収は異なります。
遺品整理は、故人の遺品を一つひとつ確認し、遺族の意向を尊重しながら慎重に進めるため、ある程度の時間を要するのが一般的です。故人を偲び、思い出を整理する時間も含まれるため、即時性よりも丁寧な作業が優先されます。故人が亡くなられてから数週間~数ヶ月かけて行われることも珍しくありません。
不用品回収は、不要な物を迅速に処分することが目的のため、即日対応や数日以内の作業が可能な場合が多いです。引っ越しやリフォームなどで期日が決まっている場合など、スピードが求められる場面で特に重宝されます。
遺品整理と不用品回収のどちらを選ぶべき?
あなたの状況や希望によって、選ぶべきサービスは異なります。ここでは、それぞれのサービスが適しているケースを具体的にご紹介します。
【遺品整理】故人の大切な品々を丁寧に扱いたい
故人が大切にされていた品々や、思い出が詰まった品物を一つひとつ丁寧に扱ってほしい場合は、遺品整理業者に依頼するのが最善です。遺品整理のプロは、遺族の気持ちに寄り添い、故人の生きた証を大切にしながら作業を進めます。形見分けの品、貴重品、処分品などを細かく分別し、必要に応じてリサイクルや寄付、供養の手配まで行います。
【遺品整理】遺品の供養や合同供養を検討している場合
仏壇や位牌、写真、人形など、故人が大切にされていた品々を供養したいと考えている場合も、遺品整理業者に相談しましょう。多くの遺品整理業者は、提携している寺院や神社で供養を代行したり、合同供養の手配をしたりするサービスを提供しています。遺族自身で手配する手間を省き、安心して故人の遺品を見送ることができます。
【遺品整理】家財道具の分別や整理に手が回らない場合
仕事や育児、遠方に住んでいるなど、遺族自身が遺品の分別や整理を行う時間的・体力的な余裕がない場合も、遺品整理業者の利用がおすすめです。大量の家財道具を一つひとつ分類し、適切な方法で処分するには、膨大な時間と労力がかかります。専門業者に依頼することで、遺族の負担を大幅に軽減し、スムーズに遺品整理を進めることができます。
【不用品回収】特殊清掃やハウスクリーニングが必要な場合
遺品整理と同時に、孤独死などで住居が汚損してしまい、特殊清掃やハウスクリーニングが必要な場合は、不用品回収業者の中でも、これらのサービスを提供している業者に依頼することを検討しましょう。中には、遺品整理と特殊清掃を合わせて請け負う業者も存在します。ただし、専門性の高い特殊清掃は、別途専門業者への依頼が必要な場合もあるため、事前に確認が必要です。
【不用品回収】とにかく早く、安く不用品を処分したい場合
費用を抑え、スピーディーに不用品を処分したい場合は、不用品回収業者が適しています。大量の粗大ごみや家電、家具などをまとめて処分したい時に、トラックをチャーターする形で依頼すれば、比較的安価に、かつ迅速に作業を完了させることができます。遺品の分別は自分で行い、不要なものだけを回収してほしいという場合にも最適です。
【不用品回収】引っ越しやリフォームに伴う一時的な不用品処分の場合
引っ越しやリフォームの際に、一時的に大量の不用品が発生する場合も、不用品回収業者を利用すると便利です。新居への荷物の運び込みと同時に不要なものを処分したり、リフォーム中に発生した建材や古い家具などをまとめて回収してもらったりすることができます。計画的に不用品を処分することで、スムーズな引っ越しやリフォームを実現できます。
失敗しない遺品整理・不用品回収業者の賢い選び方
信頼できる業者を選ぶことは、後悔のない遺品整理・不用品回収を行う上で非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に業者を選びましょう。
遺品整理業者の選び方に関しては、以下のコラムもご覧ください。
許可の有無を確認
最も重要なのが、必要な許可を得ている業者であるかの確認です。 遺品整理業者や不用品回収業者が家庭から出る廃棄物を回収するには、以下のいずれかの許可が必要です。
- 一般廃棄物収集運搬業許可: 各市町村から与えられる許可。この許可を持たない業者が家庭ごみを回収することは違法です。
- 産業廃棄物収集運搬業許可: 産業廃棄物を扱うための許可。
- 古物商許可: 遺品や不用品を買い取る場合に必要となる許可。
無許可の業者に依頼すると、不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。必ず業者のホームページなどで許可証の番号を確認し、必要であれば各自治体や関連機関に問い合わせて確認しましょう。
見積もりは複数業者から取る
一つの業者だけで決めず、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。最低でも2〜3社から見積もりを比較することで、料金体系やサービス内容の相場を把握できます。また、各業者の対応や説明の丁寧さを比較する良い機会にもなります。
見積もり項目の内訳を確認する
見積もりを受け取ったら、単に合計金額だけを見るのではなく、各項目の内訳を詳しく確認しましょう。 「作業費」「車両費」「処分費」など、何にどれくらいの費用がかかるのかが明確に記載されているかを確認してください。曖昧な項目が多い見積もりは、後から追加料金を請求されるリスクがあるため注意が必要です。
口コミや評判をチェックする
インターネット上の口コミサイトやSNS、Googleマップのレビューなどを確認し、その業者の評判を調べましょう。実際に利用した人の生の声は、業者の信頼性やサービスの質を判断する上で非常に参考になります。ただし、すべての口コミが真実とは限らないため、複数の情報源を参考にし、偏った情報に惑わされないように注意が必要です。
追加料金が発生するケースを確認する
見積もり金額以外に、どのような場合に追加料金が発生する可能性があるのかを事前に確認しておきましょう。例えば、エレベーターがない建物での搬出、作業時間の延長、遺品の量の大幅な増加、特殊な作業が必要な場合などが考えられます。トラブルを避けるためにも、契約前にしっかりと確認し、書面に明記してもらうことが重要です。
強引な営業をする業者は避ける
見積もり時や問い合わせ時に、強引な契約を迫ったり、不安を煽るような営業トークをしてくる業者は避けるべきです。消費者の不安や弱みにつけ込み、不当な契約をさせようとする悪質な業者も存在します。信頼できる業者は、遺族の意向を尊重し、丁寧な説明と納得のいく提案をしてくれます。少しでも不信感を覚えた場合は、きっぱりと断る勇気も必要です。
遺品整理・不用品回収の見積もりを比較する際のポイント
複数の業者から見積もりを取った際に、どのような点に注目して比較すれば良いのでしょうか。
内訳を確認する
前述の通り、各項目の内訳が明確に記載されているかが重要です。作業費、車両費、処分費、人件費など、それぞれの金額が具体的に提示されているかを確認しましょう。一式とだけ記載されている場合は、詳細を尋ねるか、他社と比較してなぜその金額なのかを質問するべきです。
追加料金の有無や条件を確認する
見積もり金額が安く見えても、後から追加料金が多額に発生し、結果的に高額になるケースがあります。「追加料金は一切かかりません」と明記されているか、あるいはどのような場合にどれくらいの追加料金が発生するのかが具体的に説明されているかを確認しましょう。特に、当日の状況変化(遺品が増える、作業が長時間かかるなど)による追加料金の発生条件は重要です。
作業時間や作業人数を確認する
同じ作業内容でも、業者によって作業時間や作業人数が異なる場合があります。作業時間が短ければ人件費も抑えられますが、あまりに人数が少なすぎると作業が雑になったり、時間がかかったりする可能性もあります。適正な作業時間と人数を見極めるために、見積もり時に確認しておくと良いでしょう。
支払い方法を確認する
現金払いの他に、クレジットカード払いや銀行振込に対応しているかなど、支払い方法も確認しておきましょう。特に高額な費用になる場合、一括で現金を用意するのが難しいケースもあります。遺族の都合の良い支払い方法に対応しているか確認することは、スムーズな取引のために大切です。
まとめ
遺品整理と不用品回収は、どちらも不要な物を処分するという側面を持ちながらも、その目的やサービス内容、費用、時間軸において大きく異なります。故人への想いを大切にし、心の整理を優先するなら「遺品整理」、効率的で迅速に不要物を処分したいなら「不用品回収」が適しています。
どちらのサービスを選ぶにしても、最も大切なのは、信頼できる業者を選ぶことです。本記事でご紹介した「許可の有無」「複数見積もり」「見積もり内訳の確認」「口コミ」「追加料金の確認」「強引な営業を避ける」といったポイントを参考に、ご自身の状況に最適な選択をしてください。
大切な故人の品々、そしてご自身の心を守るためにも、慎重に業者選びを進めましょう。
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