遺品整理にかかる期間は？なるべく早く終わらせるポイント4つ

大切な家族が亡くなってしまった・・・しかし、ずっと悲しんでいるわけにはいきません。

故人が生前使っていたものを整理しなければなりません。

しかし、遺品整理にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

 

ここでは、遺品整理にかかる時間や、できるだけ早く終わらせるための4つのポイントをご紹介します。

遺品整理にはどのくらいの期間がかかるの？

遺品整理は一般的には1週間から数週間かかると言われています。

しかし、実際のところは遺品の量や作業を行う人、故人の家がどこにあるかなどの状況によって代わります。

そのため、極端な場合だと1年以上かかることもあるようです。

ここでは、ワンルーム・一軒家・家が遠方にある場合の3つの場合で、自分たちで遺品整理をする場合にそれぞれどのくらいの期間がかかるのかを解説していきます。

「自分たちで遺品整理をする方法」に関しては、以下のコラムもご覧ください！

ワンルームの場合

故人がマンションやアパートなどのワンルームで生活していた場合、遺品整理には1日〜1週間ほどかかると思われます。

一人暮らしのワンルームだと遺品の量も限られています。そのため、大きな手間がかかることはないでしょう。広い家と比べると掃除もスムーズに終わらせることが可能です。

ただ、故人の遺品整理に行ってみるとゴミ屋敷になっていた！という事例もあります。

これは、高齢になった故人が1人でゴミ捨てができなくなったり、捨てるかどうかの判断能力が低下したりすることでゴミ屋敷になってしまうことがあります。

 

このような場合だと、たとえワンルームでも遺品整理にかなりの時間を要する可能性があるでしょう。

一軒家の場合

故人の住まいが一軒家だと、遺品整理には1〜3週間程度がかかることが多いです。

一軒家といっても家の間取りや広さ、荷物の量によって詳細は変わってきます。

一軒家ではダイニングやキッチン、リビング、寝室と複数の部屋があり、ワンルームに比べてものが多いため、掃除する範囲も広くて手間がかかります。

できるだけ余裕のあるスケジュールで取り掛かるようにしましょう。

家が遠方にある場合

故人の家が遠方にある場合、遺品整理には1ヶ月〜1年以上かかるケースもあります。

遠方だと移動に時間がかかったり、連日作業が難しかったりする場合が多いです。

時間がかかれば体力的にも難しくなってくるため、自分たちで遺品整理をするには手に負えないこともあります。

そんな時は、遺品整理業者に依頼するのも1つの選択肢です。

 

遺品整理を早めに終わらせないといけないケース

遺品整理はいつまでに終わらせないといけないという明確な期限はありません。

そのため、葬儀や四十九日法要が終わって落ち着いてから始める方も多いです。

 

しかし、中には遺品整理を早めに終わらせないといけない場合もあります。

ここでは、遺品整理を早めに終わらせなければならないケースを4つご紹介します。

故人の家が賃貸物件である

故人の家が賃貸物件の場合、亡くなった後も賃貸料が発生します。そのため、早めに遺品整理を終わらせて退去しなければなりません。

資金に余裕があれば、賃貸物件の管理会社や大家さんの許可を得てゆっくり片付けるのも良いですが、なるべく早く部屋を明け渡すようにしましょう。

また、退去する時は解約手続きも必要なので、遺品整理をしながら契約書などの書類を探すことも大切です。

故人に多額の遺産がある

故人に多くの遺産があり、それを相続することになった場合、相続税には申告期限があります。

早めに遺品整理を行いましょう。

相続税は、相続財産の総額が「3,000万円＋600万円×法定相続人の数」を超える場合に納税する必要があります。

相続税の申告と納付期限は、相続開始を知った翌日から10ヶ月以内です。つまり、それまでに必要書類を見つけ出して、申告しなければなりません。

 

反対に、故人にマイナスの遺産があることもあります。負債を相続したくない場合は、相続放棄も可能です。

ただし、相続放棄は相続開始を知った翌日から3ヶ月以内です。

早めに遺品整理を行なって遺産の整理をしなければなりません。

故人が孤独死していた

一人暮らしの故人が家で孤独死していた場合、死後発見までに時間がかかる場合も多いです。

その間にご遺体は損傷して、室内に汚れや悪臭が発生します。

その場合、早めに掃除をしなければご近所に迷惑をかけてしまいます。

 

特に賃貸物件だと、他の入居者に迷惑がかかる恐れもあるため、早急に特殊清掃を行なって現状回復しなければなりません。

 

このような状況の場合、自分で清掃すると二次感染の恐れがあって危険です。

特殊清掃と遺品整理をまとめて行なってくれる専門業者に依頼して、正しい方法で清掃してもらうことをおすすめします。

故人の家が空き家になる

故人が住んでいた家が空き家になる場合も、できるだけ早くに遺品整理を済ませましょう。

空き家といっても、相続すると税金の支払い義務が発生します。

早めに遺品整理を行えば、その家を不動産として貸し出したり、売却したりして利益をえることができます。

 

もし空き家の遺品整理を先延ばしにして長期間放置すると「特定空き家」隣り、固定資産税が大幅に増額される恐れもあります。

相続した方が不利益にならないためにも、早めに対処しましょう。

遺品整理をなるべく早く終わらせる4つのポイント

状況によっては遺品整理を早めに終わらせなければならないことがわかりました。

最後に遺品整理をなるべく早く終わらせる4つのポイントをご紹介します。

期限を決めて作業する

まずは「いつまでに遺品整理を終わらせる」かを明確にしましょう。

期限を設けることで、スケジュールを組んで進めることができます。

遺品整理は、故人との思い出を振り返れるのでついつい時間がかかってしまいますが、自分で期限をつけることでスムーズに進められます。

親族と事前に話し合う

親族と「いつ遺品整理を行うのか」を話し合いましょう。遺品整理は、相続対象である親族と一緒に進めなければなりません。

勝手に遺品整理を行い、捨ててはいけないものを捨ててしまうと後々トラブルに発展する恐れがあるからです。

必ず、関係者が全員集まれる日を設定して遺品整理を行いましょう。

前もって準備する

遺品整理を早く終わらせるためにも、事前準備が大切です。

例えば、年金受給停止の手続きなど決まっている各種手続きに必要な書類を探し出したり、遺品整理に参加してもらう親族への連絡をしたりといったことは、最初に行っておきましょう。

 

また、遺品整理に必要な準備物も用意しておきましょう。

ゴミ袋や段ボール箱、ハサミやカッター、脚立、軍手など必要なものを揃えておくと当日の遺品整理がスムーズに進められます。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理にどうしても時間がかかってしまう。忙しくて遺品整理に時間を割けない、という方は遺品整理業者に依頼しましょう。

 

遺品整理業者に依頼すれば、自分でするよりも遥かに早い時間で終わらせることができます。

上記のように、自分で行うと1日以上かかるところを遺品整理業者なら早くて半日で済ませられます。

 

「そんなに早いと遺品を雑に扱われるのでは？」と思う方もいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。プロの遺品整理業者は、故人と残された遺族の気持ちに寄り添って作業を行うため、遺品を雑に扱うことはありません。作業効率を考えながら丁寧に行ってくれます。

 

業者の中には、特殊清掃や遺品の供養、不用品の回収買取サービスを行っているところもあります。業者にどんな作業をしてもらいたいかを考え、まずは相談してみることをおすすめします。

まとめ

遺品整理は、個人で行うと非常に時間がかかる作業です。どうしても自分たちだけで進められない場合は、早めに遺品整理業者に相談してみましょう。

 

遺品整理業者なら、短時間で丁寧に遺品整理を行ってもらえます。遺品整理業者に相談したい方は、ぜひお問い合わせください。

 

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