遺品整理は精神的につらい作業だと思っていたが、丁寧に寄り添ってもらえて良かった

母が他界して半年が経ち、ようやく実家の整理に取り掛かる決心がつきました。一人暮らしだった母は、長年の思い出の品々を大切に保管していて、家中がモノで溢れかえっていました。仕事が忙しく、週末だけでは到底片付けられる量ではないと悟り、遺品整理サービスの利用を考えるようになりました。最初は他人に母の遺品を触れられることに抵抗がありましたが、友人の勧めもあり、思い切って依頼することにしました。見積もりの段階から、担当者の方の丁寧な対応に好印象を持ちました。特に、母の思い出の品に対する扱い方や、私の気持ちを考慮した提案をしてくれたことが、安心感につながりました。

作業当日、スタッフの方々は予定通りに到着し、効率的に整理を進めてくれました。驚いたのは、単に物を分類するだけでなく、思い出の品を見つけては丁寧に確認してくれたことです。母の若い頃の写真アルバムや、私が子供の頃に作った工作なども大切に扱ってくれました。
特に印象に残っているのは、母の手帳を見つけた時のことです。スタッフの方が「これは大切なものかもしれません」と声をかけてくれたおかげで、母が最期まで私のことを気にかけていたことを知ることができました。この発見がなければ、きっと気づかないまま処分していたかもしれません。作業中、私の気持ちの変化にも寄り添ってくれました。時には泣きそうになる私に対して、さりげなくティッシュを差し出してくれたり、休憩を提案してくれたりと、心遣いが嬉しかったです。また、迷っているものについては、保管方法のアドバイスもいただき、より良い判断ができました。